年末忙しいのは、年始を落ち着いて過ごすための演出か [他の評論]
【2009年12月29日】-年末だ。今年も残すところ二日になった。
年末は忙しい。大掃除をするし、飾り付けなど新年の準備をするからだ。お節料理を作るのも大変だ。
家族と暮らしている人たちがそのように慌ただしいのは当たり前だが、一人暮らしの人は松飾りなどあまりしないし、お節料理も作らないだろうから、ふだんと同じように過ごしているのだろうと思っていた。
だが数年前、大晦日の夕方街を歩いていたら、一人暮らしをしているように見える人たちが忙しそうに歩き回っていたので、意外に思った。買い物をしたり、洗濯物をコイン・ランドリーに持って行ったりしていた。
年始の数日間は休む店が殆どだから、買い物をしなければならないのは当たり前だ。だが三が日でも洗濯はできる。それなのにコイン・ランドリーに行ったのは、年始は洗濯をしたくないからだろう。一般の家庭でも年始の数日は料理をしないで、お節料理を食べる。
年始にゆっくりするために年末色々する訳だが、それだけではないと思う。年末忙しければ、年始の数日間余計に落ち着いた気持ちで過ごせる。三が日の落ち着きを大きくするために、年末慌ただしく動き回る習慣ができたのではないだろうか。
誰かが亡くなった後も、家族は葬式などでとても忙しい。悲しみを感じないように、忙しくなる習慣ができたのではないかと思う。
年末などに慌ただしい習慣は日本人の知恵とも言えるが、他の民族も同じようにしているだろう。この世の習慣には、そんな演出もあると思う。
のりピー復帰は『フライデー』のガセネタか [芸能人]
【2009年12月29日】-2週間くらい前、『フライデー』の12月18日号を見たら、「酒井法子の復帰計画が進んでいて、大学で勉学にいそしむ姿を撮ったドキュメンタリー番組を、年末にも放送するかも知れない。世間の様子を見て判断する。」などと書いてあったので、驚いた。
サン・ミュージックの相澤副社長は酒井側の証人として法廷にも出たので、同社の援助のもとで酒井は復帰するのだろうと思っていたが、早すぎる。判決が下りてまだ数ヶ月だし、世間の批判が和らぐのは来年後半だろう。
テレビは大学に通うことも批判していたのに、大学での様子を放映するとはどうなっているのかとも思った。テレビ東京以外の民放各社はワイド・ショーで散々批判したから、酒井をもう出演させたらひどい矛盾を犯すことになる。大学の宣伝を手伝ってしまうことにもなる。
・年末になったが
その記事を読んでから、時々「どの局が放送するのか。本当なのか。」と思っていたら、年末になった。だが、そんな番組のことは全く聞かない。調べても見つからない。『フライデー』のガセネタだったようだ。
そんな計画はどのテレビ局も立てていないのに、同誌が話しを作ったのではないか。全く無責任だ。嘘を平然とつく連中が、タレントや政治家を批判するのだから矛盾している。
この記事を載せたのは18日号だが、4日に発売したはずなので、「1ヶ月も経てば殆どの読者は忘れる」と踏んで、載せたのだろう。
『フライデー』を発行する講談社は今年度赤字を出すそうだが、まじめにやる気があるのか。こんな記事はその時は売り上げを伸ばしても、長期的には信頼を失うからやめた方がいい。考え方が間違っている。