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芸能人の事件が多い年だった。今年を振り返り、来年を展望する。 [他の評論]

【2009年12月31日】-今年の一番大きな出来事は政権交代だろう。長く政権を担ってきた自民党がとうとう下野し、民主党が権力を握ったからだ。だが去年から「政権交代は近い」と言われていたので、あまり驚かなかった。

 私の印象に残っているのは、政権交代よりも芸能人の薬物事件だ。酒井法子という大御所と押尾学という小者が、薬物使用などで逮捕された。このブログでも何度も扱った。

 市橋達也も1年半の逃亡の末逮捕されたし、東京や鳥取では詐欺女も捕まった。去年も大きな事件はあったが、ブログや PJ ニュースで殆ど取り上げなかったこともあり、あまり思い出せない。

 去年起きた大事件というとアキバ事件があるが、そろそろ裁判が始まるのではないか。中大事件の裁判も来年には始まるだろう。

 このような大事件に関しては凶行を嘆くだけでなく、原因や再発防止を考えたい。

・小沢の資金疑惑で国会は大荒れか
 政界では来年、鳩山首相の偽装献金に加えて、小沢一郎の政治資金も注目を集めるだろう。産経新聞の阿比留記者が12月28日付のエントリーで指摘しているが、新聞各社は小沢の資金に関して疑惑を掘り起こしている。

 自民党や共産党は国会で鳩山や小沢を追及するはずだ。場合によっては大荒れになって、内閣退陣に至る。民主党の支持率も落ちるはずだ。

 一方、千葉法相は夫婦別姓法案を提出すると明言しているので、何とかして成立を阻止しなければならない。政治資金で国会審議が荒れて、別姓法案どころでなくなるといいが、そううまく行くか。

 景気に関して言うと、もっと悪くなりそうだ。年末のボーナスを減らした会社が随分あったので、個人消費は更に冷え込むだろう。皆で景気をよくする方策を考えて、実行しなければならない。

・資料
 阿比留ブログ12月28日付 :
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/1389316/

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年末忙しいのは、年始を落ち着いて過ごすための演出か [他の評論]

【2009年12月29日】-年末だ。今年も残すところ二日になった。

 年末は忙しい。大掃除をするし、飾り付けなど新年の準備をするからだ。お節料理を作るのも大変だ。

 家族と暮らしている人たちがそのように慌ただしいのは当たり前だが、一人暮らしの人は松飾りなどあまりしないし、お節料理も作らないだろうから、ふだんと同じように過ごしているのだろうと思っていた。

 だが数年前、大晦日の夕方街を歩いていたら、一人暮らしをしているように見える人たちが忙しそうに歩き回っていたので、意外に思った。買い物をしたり、洗濯物をコイン・ランドリーに持って行ったりしていた。

 年始の数日間は休む店が殆どだから、買い物をしなければならないのは当たり前だ。だが三が日でも洗濯はできる。それなのにコイン・ランドリーに行ったのは、年始は洗濯をしたくないからだろう。一般の家庭でも年始の数日は料理をしないで、お節料理を食べる。

 年始にゆっくりするために年末色々する訳だが、それだけではないと思う。年末忙しければ、年始の数日間余計に落ち着いた気持ちで過ごせる。三が日の落ち着きを大きくするために、年末慌ただしく動き回る習慣ができたのではないだろうか。

 誰かが亡くなった後も、家族は葬式などでとても忙しい。悲しみを感じないように、忙しくなる習慣ができたのではないかと思う。

 年末などに慌ただしい習慣は日本人の知恵とも言えるが、他の民族も同じようにしているだろう。この世の習慣には、そんな演出もあると思う。

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タグ:年末 正月
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のりピー復帰は『フライデー』のガセネタか [芸能人]

【2009年12月29日】-2週間くらい前、『フライデー』の12月18日号を見たら、「酒井法子の復帰計画が進んでいて、大学で勉学にいそしむ姿を撮ったドキュメンタリー番組を、年末にも放送するかも知れない。世間の様子を見て判断する。」などと書いてあったので、驚いた。

 サン・ミュージックの相澤副社長は酒井側の証人として法廷にも出たので、同社の援助のもとで酒井は復帰するのだろうと思っていたが、早すぎる。判決が下りてまだ数ヶ月だし、世間の批判が和らぐのは来年後半だろう。

 テレビは大学に通うことも批判していたのに、大学での様子を放映するとはどうなっているのかとも思った。テレビ東京以外の民放各社はワイド・ショーで散々批判したから、酒井をもう出演させたらひどい矛盾を犯すことになる。大学の宣伝を手伝ってしまうことにもなる。

・年末になったが
 その記事を読んでから、時々「どの局が放送するのか。本当なのか。」と思っていたら、年末になった。だが、そんな番組のことは全く聞かない。調べても見つからない。『フライデー』のガセネタだったようだ。

 そんな計画はどのテレビ局も立てていないのに、同誌が話しを作ったのではないか。全く無責任だ。嘘を平然とつく連中が、タレントや政治家を批判するのだから矛盾している。

 この記事を載せたのは18日号だが、4日に発売したはずなので、「1ヶ月も経てば殆どの読者は忘れる」と踏んで、載せたのだろう。

 『フライデー』を発行する講談社は今年度赤字を出すそうだが、まじめにやる気があるのか。こんな記事はその時は売り上げを伸ばしても、長期的には信頼を失うからやめた方がいい。考え方が間違っている。

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「大切は人へのおもてなし」における「への」は駄目(下) [*国語]

【2009年12月28日】-「親との別れ」なのに、テレビは字幕に「親への別れ」と書いたこともある。これでは意味が反対だ。

 私が散々批判してきたのに、大手メディアは6月頃から「警察への取材で分かった」という固定表現を作って乱用している。「警察に取材して分かった」でも字数は同じだし分かりやすいから、何のための「への」か分からない。大馬鹿だ。

 一言で言うと、メディアや役所の連中は言語感覚が狂ってしまっている。「への」が頭にこびりついていて、言わなくていい時まで言う。奇妙な言い方だから魅力を感じて、乱用するのだろう。ひどい迷惑だ。

 言葉遣いが駄目なことも、テレビの視聴率が落ちたり新聞や雑誌の売れ行きが悪くなったりする原因のはずだが、いくら批判しても改めない。日本は潰れざるを得ない。馬鹿者がのさばっているからだ。

・「こだわる」も間違い
 浅草今半の広告をクリックして開いたページには「こだわり」もある。「こだわる」は本来「詰まらないことを気にする」の意味だから、「こだわりの具材」などとは言えない。

 グーグルに「へのおもてなし」と入力して検索したら、他の駄目な会社がたくさん現れた。ネスカフェ、ゼクシィ、カフェ・グローブ、ジャパン・ウェディング、ホテル・ニュー・アワジ・プラザ淡路島などだ。私は「へのおもてなし」は今回初めて見たが、こんなに広まっていたことに愕然とした。(「ィ」も異常だ。「ゼクシー」「ミクシー」が本来の表記だ。)

 「ふうプラス」には「新春へのおもてなし」と意味不明なことが書いてあった。新春という季節をどうやってもてなすのか。「新春に向けたもてなし」のつもりか。異常表現ばかりで、気が疲れる。

・ミノルタも駄目
 9月10日「『地球に優しい』は奇妙な表現だ」と書いたが、コニカ・ミノルタの広告を11月見たら、「地球へのやさしさを競い合おう」と書いてあった。問題表現を組み合わせたのだから、罪深い。

 こんな連中は奇妙な言い方が客の気を引くと思って、わざと書くのだろう。異常なことを競い合ったら、日本人は皆狂ってしまう。金が入れば、変人が増えて事件が頻発してもいいと思っているに違いない。「想い」「すべての」「よりよい」も駄目だ。異常表現を客に押し付ける馬鹿会社だ。

 昨晩同社のトップ・ページを見たら「地球への負荷は小さく、人への価値は大きく」と大書していた。「への」がすばらしいと思っていることは明白だ。

 前者は「地球に与える負荷」を縮めたはずだが、後半は「人に対する価値」と引き延ばしても意味が通らない。「人に与える価値」のことか。一々考えないと意味が取れないのは、まともな表現ではない。ふざけ返っている会社だ。潰れて欲しい。

 ・アサヒビールも駄目
 先日スーパー・マーケットに行ったら、アサヒ・ビールが宣伝テープを流していて、「品質への挑戦」「うまさへのこだわり」などと「への」を乱発していた。わざと言っていることは明らかだ。

 アサヒも散々批判したのだが、自分たちの思い込みを押し通す。客の意見を無視するのだから、売り上げは落ちて当然だ。消費不況は、馬鹿企業が自ら作り出している面もある。

 流行歌の歌詞にも「への」が出てくる。ある歌には「あなたへの愛」と出てきた。「思い」も異常なのに、つなげて「あなたへの思い」ともよく聞く。精神の病んだ若者は増えて当然だ。(鳩山由紀夫も「思い」を乱用するから、馬鹿者だ。)ウィキペディアにも「への」などが多くて、疲れる。

 異常表現を言うのは心が歪んでいるからで、直さないで言い続けていたら心が病んでしまう。言葉も直さない病人が多いので、日本がよくなる見込みはない。

・リンク
47クラブ :
http://www.47club.jp/shop/contents3/imahan.aspx?cid=adjust_imahan

ふうプラス : http://www.fukuishimbun.co.jp/fu/020_search_information/event/detail.php?storyid=3124&tblF=2

コニカ・ミノルタのニュース・ページ : http://konicaminolta.jp/tech_info/index.html ,
http://konicaminolta.jp/tech_info/bizhub/index.html

コニカ・ミノルタのトップ・ページ : http://konicaminolta.jp/

「『地球に優しくする』は奇妙な言い方だ」 : http://m-atomi.blog.so-net.ne.jp/2009-09-10

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「大切は人へのおもてなし」における「への」は駄目(上) [*国語]

【2009年12月27日に掲載、28日に訂正】-昨日ソネット・ブログの管理画面に「47クラブ」の広告が出ていて、「最高の『ひと口』を、大切は人への『おもてなしに』。」と書いてあったので、驚いた。「への」もおかしな言い方だ。従来「大切な人のおもてなし」と言ってきたし、それで充分だ。

 「47クラブ」(よんななクラブ)は聞き慣れない名称だが、共同通信と加盟新聞が行っている通信販売のウェブ・サイトだ。共同などは47ニュースというニュースのサイトを作っているが、そこから派生して通信販売を始めたのだろう。その広告では「浅草今半」という料亭の食材を宣伝した。

 私は「への」が大嫌いで、これについて新聞やテレビを散々しつこいくらい批判してきた。共同通信も批判した。それなのに広告に大書するのだから、全く話しにならない。異常表現を大書したら、不愉快に思って買う人は減るはずだが、馬鹿なのでそうは思わない。開き直っているから、共同や地方紙の業績が悪化するのは当然だ。

・格助詞+「の」は珍しい
 「への」はなぜ異常なのか説明する。まず格助詞+「の」という語形は珍しい。「駅からの道」「法王との謁見」「電話での問い合わせ」などあるが、不安定な感じがする。臨時に使う表現だと思う。

 「への」も不安定で臨時的なはずだが、マス・メディアはそこら中で多用する。ちょっと読むと「グアムへの移転」「首相の資質への疑念」「就任への反対」などが見つかる。

 世界史の時間にシュリーマンの『古代への情熱』という書名を聞いて、不思議に思った人は多いだろう。本来「古代にかける情熱」とでも言うべきだ。

 哲学でニーチェを習って「権力への意志」と聞いて、不快に思った人もいるだろう。「権力を求める気持ち」とでも言うべきだ。

 後者はドイツ語の zu という前置詞の訳だ。英語の to に相当する。翻訳語だから不自然なのも当然だ。奇妙な言い方なのに、企業や役所も「への」を乱用する。

 また「役所に問い合わせる」が本来の言い方で、「役所へ問い合わせる」とは言いにくいのに、「役所への問い合わせ」と言う点でも「への」は駄目だ。「役所にの問い合わせ」とも言えないから、格助詞+「の」は特殊な構文であることが分かる。

・由来がない場合など
 「法王との謁見」「電話での問い合わせ」では「法王と謁見する」「電話で問い合わせる」という表現が下敷きにあって、それを名詞構文にしている。

 だが元の表現がないことがある。「事件に対する対応」とは言うが「事件へ対する対応」とは言わない。だがメディアは「事件への対応」と無理やり言う。

 マスコミが「への」を使うのは、そのように短くしたいからでもある。だが「の」でいいのに「への」と言って、わざわざ長くすることが増えてきた。以前は「容疑者宅の家宅捜索」と言っていたのに、最近は「容疑者宅への家宅捜索」と言うことが増えた。

・文構造を変える場合
 また長くした上に、文の構造を変えることがある。「音楽に造詣が深い」は固定した表現なのに「音楽への」と伸ばすこともある。「国会審議への影響なし」でなく、「国会審議に影響なし」だ。「他人への譲渡はできません」も駄目で「他人に譲渡はできません」だ。

 このような例では文の構造が変えてしまっている。本来「音楽に関して造詣が深い」の意味であり、「音楽に」は「深い」を修飾する。だが「音楽への造詣が深い」と言うと、「音楽」は「造詣」を修飾することになり、文構造が変わる。

 「対策を立てないことへの不満が高まっている」における「ことへの」も全く駄目だ。本来「立てないことに不満が高まっている」と言うから文構造もおかしくしている。

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鳩山政権がここまで駄目とは思わなかった [政局]

【2009年12月26日に掲載、27日に訂正】-最近は予算のニュースが多い。先週から子供手当てや高速道路の料金について閣僚が様々な意見を出していたので、「目玉政策でまとまらないのでは、話しにならない」と思っていた。

 だが、21日には子供手当ての一律支給とガソリン暫定税率の維持を決めた。後者は公約違反だ。25日は予算案を閣議決定した。

 鳩山首相の決断が遅いのは、性格のためらしい。テレ朝の三反園訓は18日、「色々な人に配慮してしまうから、決められない」などと説明した。友愛が信条なくらいだから、人に厳しくできないのだろう。

・沖縄の基地問題は先延ばし
 普天間基地の移転についても、外務大臣と防衛大臣が違うことを言っている。来年の5月までに決めるという。閣僚が色々意見を言って議論するのはいいことだが、そんなに先延ばしするのは、まとまりがないだけだ。

 前政権が決めたことを反故にした上でモタモタしているから、アメリカ政府は怒っているようで、クリントン国務長官が駐米大使を呼び出した。

 5月までに決めるのは小沢一郎の方針なのか、どこかで「小沢は参院選の前まで引き伸ばしたい」と読んだ。決めると周辺の住民は民主党に投票しなくなるからかも知れない。そうなら選挙のために日米関係まで犠牲にする気だ。

 小沢は頭がおかしい。選挙に勝つことばかり考えている。陳情を一手に受けるのも権力を握るためだろう。影響力を高めて金を集めたいのだと思う。財産を殖やすために政治をしているのではないか。とんでもない男だ。

・節約はやっぱり失敗
 事業仕分けは注目を集めたが、削減と決まった予算もかなり復活してしまった。結局節約できるのは、2兆円だけだ。3兆円の目標には届かなかった。鳩山は7月に「9兆円くらい節約したい」と話していたが、大風呂敷だった。

 だが特殊法人などには全く無駄な組織があるはずだから、そういうものを廃止すれば来年度はもっと節約できると思う。だが特殊法人の廃止は事業仕分けのように一般の議員にはできないから、大臣がやらないといけない。

 予算編成などでは菅直人副総理が国家戦略室で大なたを振るうという触れ込みだったが、菅は目立った活躍をしてしていない。これで次期首相になれるのだろうか。

 24日は鳩山首相が偽装献金について記者会見を行った。「すべて秘書に任せていた。知らなかった。」というのは信じられない。1年で2億円近い金額をもらっていたのに、議員が知らずに母親と秘書だけで処理していたとは到底考えられない。鳩山は嘘をついたのだ。

・40点で落第
 民主党政権には期待していなかったが、ここまで駄目だとは思わなかった。点数を付けると40点だ。

 他の日本人も失望を深めているようで、内閣支持率は落ちている。最近は50%前後だ。殆ど成果を上げられないのだから当然だ。

 駄目な割には支持率が高いと思う。鳩山の性格が穏やかだし、言葉遣いが丁寧なことが一因だろう。だからマスコミも強く批判しないので、国民もまだあまり嫌っていないのだと思う。

 麻生のように記者に反論したり言い返したりしたら、メディアもへそを曲げるだろう。メディアの報道ぶりを考慮しない人が多いが、まだ支持率が5割もあるのはテレビや新聞が酷評していないこともあると思う。

 メディアが鳩山を叩かないのは、非自民政権だし民主党は左翼が主体だからでもある。

 24日の記者会見で鳩山は「辞めろという声が大勢となれば尊重したい。首相の座にしがみついている訳ではない」と語ったように、支持率がまだ5割前後あるから首相の座にとどまっている訳だ。来年の通常国会では、偽装献金などで野党の追及を受けそうだ。支持率が3割を切ったら辞任するだろう。

 阿比留さんによると、小沢が首相になる気を示しているが、秘書の裁判が進んでいる最中では無理だと思う。そうなら菅直人なのか。ぜひ安定した政権を作って、問題の解決に取り組んで欲しいものだ。(敬称略)

・資料
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091225-OYT1T01110.htm

http://www.j-cast.com/tv/2009/12/18056460.html

http://www.j-cast.com/tv/2009/12/25056965.html

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クリスマス・イブは本来キリストの生誕を祝う日だ [他の評論]

【2009年12月24日】-今夜はクリスマス・イブだ。西ヨーロッパでは12月25日をイエス・キリストの誕生日だと考えて、その生誕を前夜に祝う行事だ。キリストの誕生日は本当は明日ではなく、生まれた年も西暦1年ではないらしい。昔は正確に年を特定できず、間違いが伝わってきたようだ。

 東ヨーロッパでは同じキリスト教でもギリシャ正教なので、生誕日を別の日と考えるらしい。祝う気持ちがあれば、少しくらい日にちが違ってもいいのだろう。

 今日の夕方「今晩はクリスマス・イブだな」と考えていたら、「きよしこの夜」のメロディーが自然に浮かんできた。歌詞も段々思い出した。

 中学の音楽の教科書に英語の歌詞も載っていたので、Silent night, Holy night, ~ Sleep in Heavenly Peace と断片的に英語でも口ずさんだ。

 「いい歌だ。最近の英語の曲でも、クリスマスの歌はいいのが多い。FEN では以前この時期になると、しつこいほどクリスマス・ソングをかけていた。」などと考えて、気分がよくなっていた。

 だがヤフーのトップ・ページを見て、急に機嫌が悪くなった。カップルの写真が載っていて、「ふたり史上最高にあったかいクリスマスを。大切な人と過ごせることが、なによりのクリスマスプレゼント。」と書いてあったからだ。

 「軽薄な連中はまだクリスマス・イブをデートの日にするのか」と腹が立った。「史上」の使い方が大袈裟だし、「あったかいクリスマス」も奇妙だ。

 軽佻浮薄な連中が増えても、金が入ってくればいいのだろう。ヤフーは業績がいいから、特におごり高ぶっているように見える。

・同志見つかる
 それからメールを受信したら、shin さんという写真家が nice ! をくれたことが分かったので、shin さんのブログを見てみた。

 shin さんも日本の浮ついた風潮を嘆いていたので、嬉しくなった。12月11日付の "Do They Know It's Christmas?" のコメントに「聖なる日の意味をどれくらいの人が理解してるのかと思うと悲しくなります。チキンとケーキを食べてプレゼントを渡し合う日じゃないんだ!ってコトを理解してほしいです。」とお書きになっている。

 全く同感だ。神聖な日を遊びの日に変えることは、神やキリスト教徒を冒瀆することになる。無礼な民族が繁栄する訳はない。

 また、子供の頃からクリスマスの意味を考えないでパーティーなどに参加すると、物事を深く考えない人間に育ってしまうと思う。殆どの日本人は深く考えないから、日本が立ち直る見込みは今のところ全くない。

・「きよしこの夜」は元々ドイツ語の歌
 それからインターネットで「きよしこの夜」の英語の歌詞を探したら、黒門アカデミーのページに載っていた。「この歌は元々ドイツ語の歌だ」と書いてあり、ドイツ語の歌詞も出ていた。そういえば「オーストリア人の作った歌」と聞いたことがあった。

 原詩だから、ドイツ語で歌った方がしっくりする。英訳では Holy infant so で切れて、tender and mild と続くので、おかしい。so は tender and mild を修飾しているはずだ。

 ドイツ語が分かる方は、ドイツ語で一部だけでも歌ってみるといいでしょう。歌詞は黒門アカデミーのページでご覧下さい。

・リンク
 shin さんの "Do They Know It's Christmas?" :
http://tennis-life.blog.so-net.ne.jp/2009-12-10

 黒門アカデミー :  http://www.ffortune.net/calen/xmas/songs/silentnight.htm

 関連エントリー : 「クリスマス・イブはデートの日ではない」 :
http://m-atomi.blog.so-net.ne.jp/2007-12-24

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「高齢女性」なんて言葉はない [*国語]

【2009年12月23日】-夕方、ヤフーのトップ・ページでニュースの見出しを見たら、驚いた。「高齢女性」と書いてあったからだ。普通、年齢の高い女の人は「お婆さん」と言う。「高齢女性」などという表現はない。

 トップ・ページの見出しだけでなく、記事の見出しにも書いていた。見出しは「高齢女性縛り、1000万円強奪=男2人刃物で脅す-大阪」だ。時事通信の記事だ。本文では「女性」だけだ。

 大手メディアは「女性」を乱用するが、こんな表現まで作った。「お婆さん」と言うと、「老人扱いしないで」と苦情が来るのだろうが、85歳だから文句は言わないだろう。

 また「お婆さん」が長いのなら、「老女」と言ってもいい。以前は「老女」が多かったと思う。「老婆」という言葉もある。「老女」や「老婆」には冷たい響きがあるが、仕方がない。

 また見出しでは「老人」でもいい。左翼マスコミは「学生」や「会社員」でもいい時まで、「男子学生」「女性会社員」などと言って、しつこく性別を区別したがる。

 性別が大事な要素の時もあるが、この記事の見出しでは全く必要ない。交通事故などのニュースでは、被害者が男でも女でも同じだ。しつこく区別するのも嫌がらせなのではないか。

 左翼メディアは異常表現で日本人をノイローゼにしようとしているが、この人達自身もノイローゼになっていると思う。だから「高齢女性」などという異様なことを書いてしまうのだろう。

 日本におかしな人が増えているのは、一つには左翼マスコミのせいだと思う。マスコミに不満はあっても、悪事にはっきり気づいている人は少ない。気づきもしなければ、嫌がらせをはねのけることはできない。マス・メディアの不正や嫌がらせを一人でも多くの人に知ってもらいたい。

・時事通信のその記事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091223-00000062-jij-soci

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タグ:お婆さん
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九段議員宿舎の地味な生活 [政治家]

【2009年12月22日】-おとといのエントリーの終わりにウィキペディアのリンクを載せたが、それの末尾に「議員宿舎について - 金子哲夫ウェブサイト」というリンクがあったので、「政治家のサイトだろうが、知らない名だ」と思いながらクリックしてみた。

 本当に政治家のサイトだった。有名でないのは仕方なく、1期だけ2000年から2003年まで衆議院議員を務めた人だった。

 ページの上部に「いのちとうとし」と書いてあって、トップ・ページには「9条」と大書してあるから、左翼かと思ったらやっぱり左翼だった。社民党から出馬していた。

 「9条」は勿論憲法9条のことで、何かにつけて9条を持ち出す人は大抵左翼だ。「いのち」も左翼の好きな言葉だ。命も平和も大事だが、こんな言葉を幾ら発しても行動が伴わないと、命も平和も守れない。

 サイトは2年くらい放ってあるのか、トップ・ページには「9条と年金を壊す安倍内閣に審判を!」と特筆大書してある。安倍内閣は9条の改正は目指したが、年金を壊そうとしただろうか。年金未払い問題を解決しようとしたのではないか。歪曲して叩くのも左翼の特徴かも知れない。金子さんは悪い人には見えないのだが。

・議員宿舎からマイクロバスが出るとは
 肝心の議員宿舎については、面白いことが書いてあった。金子さんは九段議員宿舎に住んでいて、家賃は約5万円。水道代金は毎月の歳費から引き去られる。食堂があり、朝食と夕食は食べられる。議員というと華やかな印象があるが、実際には地味な生活を送っているようだ。

 毎朝、宿舎から議員会館までマイクロバスが出て、8時45分から30分間隔で4便。15分で永田町に着く。夕方には5時に議員会館から宿舎に向けてバスが出る。バスの送迎があるとは意外だった。

 略歴もちょっと面白い。高校を卒業した後、電電公社(今のNTT)に入社し、銀行のオンライン・システムに関わる。労働組合に入り、反核平和運動に出合う。退職し、社会党や原水禁の専従職員として働く。議員秘書を経て、立候補する。

 左翼政党の議員は、労働組合の幹部を経て立候補することが多いようだ。また NTT グループには IT の関連会社が幾つもあるが、40年前からコンピューターに関わっていたのも意外だった。

 だが金子さんの海外渡航歴を見て、げんなりした。旧ソ連、北朝鮮、中国などを何度も訪問した。社民党はそんな国とつながりが深いことは知っていたが、こんなに偏っているとは思わなかった。

 トップ・ページの2007年4月17日付の日記では、国民投票法を批判している。メディアの紋切り型の批判とは違って、生の声が出ている。私は同法に賛成だが、金子さんの意見に反感は感じない。

・引用文献
 
http://kaneko.lilac.cc/contents/report2_03.html

 http://kaneko.lilac.cc/index.html

 http://kaneko.lilac.cc/contents/profile01.html

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議員を庶民レベルに引きずり下ろすメディアの罪深さ [*マスコミ]

【2009年12月21日に掲載、22日に改正】-昨日は議員宿舎の話から始めて、「議員は一般国民と違う」と論じた。

 そもそも国会議員を一般国民と同じレベルで見ることが間違っていると思う。強いて言えば議員は特権階級だ。一般国民とは役割や責任が違うから、贅沢をしてもいいはずだ。

 議員は国民の投票によって選ばれるし、民主政治は国民の多数意見で物事を決めるから、政治家は一般国民の気持ちを知る必要がある。だからメディアは議員に「庶民感覚を身につけろ」と言うが、間違いだ。無理だし、庶民になってはいけない。

 麻生・前首相が高級バーに通っていることが分かったら、左翼マスコミは「そんなことで庶民の暮らしが分かるか」などと追及した。麻生は元々資産が数十億円もある金持ちだから、庶民ではない。高級バーに通うのをやめても、年収数百万円の庶民の気持ちは絶対に分からない。

 安倍・元首相がスーパー・マーケットに視察に行った時も、「庶民」を持ち出して言い咎めたと思う。

・庶民のような政治家こそ私腹を増やす
 だが国会議員が庶民と同じ感覚なのなら、「日本をこうしたい」という理想を掲げて日本全体のことを考えることはないと思う。庶民は天下国家の心配は殆どしないで、自分と家族のことだけ考えるものだろう。政治家は庶民の気持ちを知る必要はあるが、庶民にならなくていい。なってはいけない。

 国会議員、特に総理大臣を庶民のレベルに引きずり下ろそうとするのは、根本的に間違っている。一般国民と違っていいのだ。同じなら政治家にならない。政治はできない。

 それなのに「庶民と同じになれ」と言うから、議員の質は下がってしまう。左翼メディアは議員を庶民レベルに引きずり下ろしておいて、「高邁な議員がいない」と嘆くのだから、全く矛盾している。これも共産メディアの破壊陰謀だ。

 偽の報道機関が「政治家は庶民のようになれ」と言い続けてきたから、国全体のことを考えず、自分や支持団体の利益ばかり追求する政治家が増えたと思う。罪は深いのだが、意図的にしていることだから反省はしてない。地獄に堕ちてから後悔するのだろうか。

・資料
 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E4%BC%9A%E8%AD%B0%E5%93%A1

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国民がケチな気持ちでいたら、政治はよくならない [政治家]

【2009年12月20日に掲載、21日に訂正】-昨日は議員宿舎を擁護した。すっかりメディアに乗せられた人から批判が来るかと思ったが、今のところ来ていない。もう少し議員宿舎について考えてみたい。

 メディアはよく「普通は30万円の物件が、議員宿舎では5万円だ。おかしい。」などと批判する。国会議員の月給は130万円だが、30万円も払って都心に住む人はいないだろう。5万円は安すぎるから、10万円くらいにすべきだが、周囲の物件と同じにしたら入居する議員は大幅に減ると思う。

 議員宿舎を批判する人には、「国会議員は国民のために働くのだから、贅沢をしてはいけない」という気持ちがあると思う。確かにそうだが、議員にしっかり活動をしてもらうには設備を整える必要もある。

 そんなことを言う人たちには、国会議員を敬う気持ちがないと思う。議員は特別なのに、一般国民と同じと思おうとしているように見える。議員の主な仕事は法律の制定だが、他にも義務や責任がある。議員はまた地域の代表として国会に行く。

 一般国民とは違うのだから、敬意を払うべきだ。ところがそんな風に思っている一般国民は殆どいない。大抵の人が見下していたり軽蔑したりしている。

 敬えない議員もいるが、だからといって全員を敬わなくていいことにはならない。国民の議員に対する気持ちが、駄目な議員を増やしていないだろうか。国民の態度が議員の劣化をもたらしていないだろうか。

・当選は大変
 特権が多いから、国会議員が羨ましいと思う人が多いだろう。私も羨ましい。だが、選挙に出て議員になるのは大変だ。中々当選しない。厳しい選挙を勝ち抜いて地位を得ただけでも、尊敬に値するかも知れない。

 議員の給料や歳費が多すぎることは確かだが、メディアや国民はケチな気持ちから批判している。「これだけ報酬を与えるからしっかりやってくれ」という大らかな気持ちで政治家を批評する人はまずいない。

 実際問題として、どうしても議員の特権が許せない人は、選挙に出て議員を目指すべきだ。議員になれない人は諦めるしかない。

 だからといって特権を放置していいことにはならないが、議員特権に関する批評はケチな気持ちから言っているから、政治を悪くすることはあっても、よくすることはないと思う。

 他者の役得には厳しいメディアだが、メディア自身多くの役得にあずかっている。企業からは餞別をもらい、記者クラブで使う電話代は役所に払わせている。自分たちのことを棚に上げて他者を追及するのは、大きな矛盾だ。

・資料
 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AD%B0%E5%93%A1%E5%AE%BF%E8%88%8E

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都心に議員宿舎は必要だ [*マスコミ]

【2009年12月19日に掲載、20日に訂正】-テレビはまた、国会議員の宿舎で不満を煽ったようだ。

 港区の青山宿舎は1度閉鎖したが、8月末の衆院選で新人議員が大勢生まれ、宿舎が足りなくなったので、現在1億5千万円かけて改修している。テレ朝系列の『スーパー・モーニング』は12月18日、「青山宿舎は改修しないで、売却して借金返済に回すべきだ」と批判した。

 まず都心に議員宿舎は必要だ。地方の議員が当選したら、国会の近くに住んだ方がいい。郊外では移動に時間ががかり、活動に支障を来す。都心に宿舎を作っておくべきだ。

 何年議員でいられるか分からないから、マンションや一戸建ては買えない。一人一人が借りる手もあるが、都心では家賃が高い。

 もし宿舎がないと、立候補を躊躇する人もいるだろう。左翼マスコミは「世襲議員が多くなったから、新しい人が出にくい」と言うが、議員の住居くらい確保しておかなければ新しい人は余計に出にくくなる。矛盾だ。

・家賃は上げるべきだが、宿舎は必要
 確かに家賃は安すぎるから高くすべきだし、他の歳費も多すぎるが、議員宿舎をなくしていいことにはならない。

 『スーパー・モーニング』では、大谷昭宏氏が「国が建てないで、借りたらどうか」と話したが、借りるのは都合が悪い。家主に退去を求められる場合もあるはずだ。国会議員の生活が不安定では困る。やはり国が建てる必要がある。

 議員宿舎に対する批判も、分かりやすいことで不満を煽る企みだ。殆どの日本人は左翼メディアの策略に乗せられて、議員宿舎に怒っているが、勘違いだと思う。

 また、使っていない国有地は他にもあちこちにあるのに、それはめったに取り上げず、議員宿舎や公務員宿舎ばかり槍玉に上げるのも不当だ。空いている国有地を探すのは大変だし、国会議員は批判しやすいから、頻繁に取り上げるのだろう。こんなデタラメは随分減ったが、テレ朝はまたやった。

 このブログを読んでいる人たちは、そんな報道もどきに惑わされないようにして頂きたい。

・資料
 
http://www.j-cast.com/tv/2009/12/18056461.html

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タグ:議員宿舎
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金川真大を死刑にするな [*事件や事故]

【2009年12月18日】-心配していた通りになった。水戸地方裁判所は、金川真大被告人(26歳)に死刑判決を下した。金川は退廷する時、ニヤリとしたそうだ。願いが叶ったからだろう。

 鈴嶋晋一裁判長は、金川が死刑になるために事件を起こしたことが分かっていて、「遺族や被害者には、被告人の希望通りの判決となることに複雑な気持ちもある」と語ったのに、「凶悪だし、更生の見込みがない」から死刑を下した。杓子定規な考え方だ。

 金川を極刑に処すことに問題はないが、また死刑を望む人間が人を殺したらどうするのか。裁判長はその責任をどう取るのか。

 裁判では「これくらいの罪にはこれくらいの罰」と相場が決まっていて、それを適用することが殆どのようだ。金川は二人殺して7人に怪我を負わせたので、確かに普通なら死刑になる。

 だがこの事件は特別なのだから、死刑にしてはならなかった。裁判官は浅はかだ。また同じような馬鹿者が、死刑になるために人を殺すだろう。

・資料
 
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091218-OYT1T00512.htm?from=nwla
  http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091218-OYT1T00316.htm?from=main2

・関連エントリー
 「死刑になりたくて人を殺した金川真大などを、処刑してもいいか(上)」
 
http://m-atomi.blog.so-net.ne.jp/2009-12-02

 「死刑になりたくて人を殺した金川真大などを、処刑してもいいか(下)」
 
http://m-atomi.blog.so-net.ne.jp/2009-12-02

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米兵の子供に逮捕状が出て、米軍放送に変化 [米軍基地]

【2009年12月17日】-8月13日に東京都武蔵村山市で、道にロープを張ってバイクを倒した事件には驚いた。悪ふざけが過ぎているからだ。容疑者が特定されたら、また驚いた。近くの米軍横田基地に住む米兵の子供が犯人だったからだ。

 前も書いたが、毎晩米軍放送の AFN (以前のFEN)を聞いている。警察が11月25日に逮捕状を取ってから、そのラジオ放送に変化があったので、書いておく。関東地方で流れている 800キロ・ヘルツの放送は横田基地で作っているようだ。

 この局では正時からいつも AP などのニュースを3分ほど放送する。(短いのに項目が多い。)深夜の12時や1時からもニュースを放送する。

 だが、逮捕状の出た11月25日から二晩ほど、深夜のニュースはなかった。その次の晩もなかったが「基地で働く兵士は勿論のこと、その子供も日本の法律を守らなくてはなりません」などという告知が、男の沈痛で流れた。

 横田基地の上層部は数日、すったもんだの大騒ぎだったろう。「子供を差し出せ」と言われたのだから。それがラジオにも出たのだと思う。米軍は引き渡しを10日も拒んでいたが、12月5日には応じた。

 往生際が悪かった。もっと素早く出頭すべきだった。被害者は頭の骨を折る重傷を負ったのだから、自首してもいいくらいだった。

 子供が悪いことをするのは、親が悪いか躾けをちゃんとしていないかだろう。日刊ゲンダイには、「イラク戦争で米兵が死んだために、米軍はタチの悪い人間も採用するようになった」と書いてあった。政府がイラク戦争など支持したから、被害を受けるのも仕方がないとも言える。

・資料
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20091125k0000e040056000c.html
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20091205k0000e040049000c.html
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20091206k0000m040108000c.html

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自民党を追い出された小沢一郎は、自民党潰しを狙っている [政治家]

【2009年12月16日】-前回に続いて、小沢一郎を取り上げたい。

 小沢は以前から、二大政党の必要性を唱えてきた。日本もアメリカのように政権を担える政党が二つできて、一方が行き詰まったら他方が政権に就けるようにすべきだという主張だ。

 二大政党制を実現するために衆院選に小選挙区を導入し、自らは自民党を飛び出して政党を作り、今では民主党の幹事長として自民党を下野させたという訳だ。

 公式にはそう主張してきたが、二大政党制は小沢の本音だろうか。政治家の言うことを額面通り受け取ってもいいのだろうか。二大政党制は建前で、小沢の本音は自民党を潰して、最高権力者として政界に君臨することではないか。

 以前、小沢が側近などに「2度予算編成をすれば自民党は立ち直れない」と語っていると書いた。小沢は自民党を徹底的に痛めつけて、2度と政権を取れないようにしたいのだ。二大政党制は建前だ。

 テレ朝の『スーパー・モーニング』も12月1日、小沢の真意を伝えた。作家の大下英治は「地方選挙を押さえなければ、もう1度自民党にひっくり返されるかも知れないと、小沢は必死だ。幹事長だけが陳情を受けるようにしたのは、まだ残ってる自民党の根を絶つため」と語った。

 テレ朝解説委員の三反園訓は「来年の参院選と再来年の統一地方選に力を入れている。小沢は自民党を完全に潰そうと思っている」と話した。

・派閥継承に失敗して執念
 小沢が自民党を潰したのは、17年前権力闘争に負けて竹下派を継げず、その後離党を余儀なくされたからだろう。

 1992年、小沢は竹下派会長の座を小渕恵三と争ったが、負けた。そのため竹下派を離れて、羽田孜らと新派閥を作った。自民党の派閥が再編したので、メディアは大騒ぎだった。

 その様子を伝えるニュース番組は、国会の廊下で語る鯨岡兵輔の話を伝えていた。呆れ顔で「マスコミは政界再編と騒いでいるけど、権力闘争だからね」と語った。鯨岡はその後衆議院副議長になった。

 小沢は翌年の6月離党して、新生党を作った。7月の衆院選で自民党は敗北し、新生党や日本新党は躍進した。小沢は日本新党の細川護煕に働きかけて、細川政権を樹立させた。

 小沢はその後、新進党や自由党を作っては壊しし、2002年には民主党に合流した。17年間ずっと、竹下派を継げなかった怨念を晴らすために、自民党潰しを狙ってきたのだと思う。

 小沢は実に危険だ。表向きは二大政党を唱えながら、実際には自民党の破壊を画策している。自民党を潰してしまったら、日本の政治は大混迷に陥る。

 今も昔もテレビは要点のみで、詳しいことまで教えてくれない。新聞は本質を避けたがる。多くの政治家は考えようとしない。日本の展望は開けない。

・資料
 
http://www.j-cast.com/tv/2009/12/01055080.html

 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%B2%A2%E4%B8%80%E9%83%8E#.E7.AB.B9.E4.B8.8B.E6.B4.BE.E6.99.82.E4.BB.A3

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小沢一郎の本性が現れた記者会見 [政治家]

【2009年12月15日】-天皇陛下が中国の習副主席と会見なさった件について賛否両論が出ているが、きのう民主党の小沢幹事長が記者会見で話したことには驚いた。まるで独裁者の開き直りだったからだ。

 小沢は「天皇の国事行為は内閣の助言と承認で行われる」と繰り返し述べた。つまり「陛下は内閣の言うままに行動すればよい」と考えている訳だ。

 小沢は与党の幹事長に過ぎないが、最大派閥を率いているからキング・メーカーだ。「自分は最高権力者だから、陛下より偉い」と考えているのだろう。とんでもない思い上がりだ。小沢の尊大な気持ちは、言葉だけでなく表情にも表れていた。

 歴史上、自らを皇族方より上位に置いた愚か者はいたが、いずれも最後は滅んだ。小沢も同じ運命を辿るはずだ。

 「日中関係を深めるために、ぜひ陛下に時間を割いて欲しい」と思っているのなら、「今回は陛下や宮内庁に迷惑を掛けるが、何とか了承して欲しい」とでも弁明したはずだ。だが実際には居直ったのだから、そんな気持ちは更々ない。「皇族は政治家の言う通りに会見すればいい」と思い上がっているはずだ。

・小沢の狙いは訪朝か
 今回天皇陛下が会見に費やした時間は24分だったし、急に駐日大使が本国に帰る場合などは1ヶ月ルールを破る場合もあるそうだ。だから絶対にできない訳ではないが、陛下の体調を考えて作った原則なのだから、政治家の都合で変えるのは許されない。

 だが今回の報道によって、1ヶ月ルールがあることが分かってよかった。私も知らなかった。

 中国側に会見を約束したから、小沢一行が訪中した時中国側はあんんなに歓迎したのだろうと思っていたが、テレ朝解説委員の三反園訓氏は「小沢の狙いは電撃訪朝で、そのために中国の協力が必要だからゴリ押しした」と解説したそうだ。本当に訪朝するか、進展を見守って行きたい。

 記者会見で開き直ったからか、どのワイド・ショーも小沢に批判的だ。極論すると、皇室をお守りする気持ちがない者は政治家になる資格がない。小沢一郎に期待する向きがまだあるが、ぜひ小沢の本性を知って考え直して欲しい。

・資料
記者会見の模様 :
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091214-OYT1T00888.htm

三反園の発言 : http://www.j-cast.com/tv/2009/12/14056076.html

産経 : http://sankei.jp.msn.com/culture/imperial/091212/imp0912122004004-n2.htm

http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/1368542/

http://www.j-cast.com/tv/2009/12/14056071.html

http://www.j-cast.com/tv/2009/12/15056178.html

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鳩山内閣は来年5月までに退陣か [政局]

【2009年12月14日】-中国の習近平・国家副主席は今日来日するが、明日15日天皇陛下と会見すると政府が発表したので、「1ヶ月ルールを破るのか」と批判が巻き起こっている。

 保守派は皇族に関して敏感だから、更に民主党に対する嫌悪感が強まるだろう。

 首相の偽装献金、普天間基地、予算編成の混乱などのため、鳩山内閣の支持率は下がっている。今回の件でもっと落ちるのは確実だ。

 来年の7月に参院選挙がある。支持率が低くては勝てないから、小沢一郎はその前に総理の首をすげ替えるだろう。鳩山内閣は4月か5月には退陣すると思う。次の首相は菅直人という声がある。どんな内閣になるだろうか。(敬称略)

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報道機関は「電車の人身事故は飛び込み自殺」とはっきり言え [*事件や事故]

【2009年12月13日】-数年前から都内の電車では毎日のように人身事故が起きて、運行が遅れる。人身事故は普通、人が死んだりケガをしたりする事故のことだ。

 だから本来は誰かが電車に接触したり線路に落ちたりして起きた事故を指すはずだが、実際には殆どの場合飛び込み自殺のようだ。だが鉄道会社も報道機関も、「人身事故」とごまかす。

 鉄道会社はイメージを悪くしたくないから婉曲表現を使うのだろうが、報道機関が事実をはっきり言わなくてどうするのか。

 今日また正午過ぎ、東京メトロ銀座線の上野駅で飛び込み自殺があった。産経新聞は「渋谷発浅草行きの電車(6両編成)が入線中、60代の男性がホームから線路上に飛び込んだ」とはっきり書いた。

 だが、毎日新聞は「60歳くらいの男性が線路内に立ち入り、渋谷発浅草行きの電車にはねられた」と書いた。「立ち入る」では間違えて線路に入ったかのようだ。事実を隠したのだ。

 そうは言っても毎日新聞もいい方で、グーグル・ニュースで検索した限りでは、この事故を取り上げたのは産経と毎日だけだった。他社は無視したようだ。メディアがごまかしたり無視したりすれば、鉄道会社も役所も本気になって対策を考えない。

 飛び込み自殺のために都心の電車が数十分止まれば、数十万人が影響を受ける。それが毎日のようにあるから、年間では膨大な時間を無駄にする。だが、ホームで待たされている人たちは皆、暢気(のんき)な顔をしているから不思議だ。

・外国メディアが取り上げ、国内メディアは無視
 AP 通信は11月17日付で「山の手線が自殺予防のためにホームに青色のLED を取り付けた」と書いたが、日本の報道機関は取り上げていないようだ。中国語はちゃんと読めないが、「今日新聞」も18日付で、LED 設置を取り上げたようだ。

 日本の大事なことを日本のメディアは無視して、外国メディアが取り上げるのはどういう訳だ。このままでは日本がよくなる見込みはない。社会問題は増える一方だ。

 なお、今日上野駅で線路に飛び降りた人はケガはしたが、命に別状はないそうだ。飛び込み自殺は特に人に迷惑をかけるので、やめて欲しい。

・引用文献
 産経 :
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/091213/dst0912131335002-n1.htm

 毎日 : http://mainichi.jp/select/jiken/news/20091213k0000e040021000c.html

 AP : http://www.japantoday.com/category/lifestyle/view/more-tokyo-train-stations-start-using-lights-to-stem-suicides 

 今日新聞 : http://www.nownews.com/2009/11/18/91-2534449.htm

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国連会議の COP は何の略か [英語教育]

【2009年12月12日に掲載、15日に訂正】-最近ニュースでは、コペンハーゲンで開いている「国連気候変動枠組み条約締約国会議」の略として COP15 と書く。COP は何のことかと思って調べてみたら、Conference Of the Parties の頭文字だった。

 party といっても「宴会」のことではなく、「関係者」の意味だ。パソコンの周辺機器で「サード・パーティー製」と言うことがあるが、この「パーティー」もその意味だ。

 conference は「会議」の意だから、COP は「締約国会議」しか表さない。「国連気候変動枠組み条約」には触れない略号だ。その会議の15回目らしいが、14回目までは見なかった。

 国連気候変動枠組み条約は、英語で United Nations Framework Convention on Climate Change と言い、UNFCCC と略すそうだ。英語でも日本語でも、名詞を並べた表現で分かりにくい。

・資料
http://kotobank.jp/word/COP

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テレビもやっと安売りの問題点が分かったようだ [*経済]

【2009年12月11日】-11月23日「大安売りがデフレを悪化させる」と書いたが、フジテレビの『とくダネ!』でも同じ意見を言ったと聞いて、とても嬉しくなった。

 12月9日の放送では、司会者の小倉智昭さんが経営している焼肉店の従業員に5百円ランチを提案されたが、断ったと話したそうだ。従業員は「やればもっとお客さんが来る」と主張したが、「バカ言うんじゃない!」と拒否した。J-CAST の記事は「店の格調を(中略)高く保つとともに、デフレ防止に貢献した由である。」と結んだ。

 翌10日の放送では、リポーターが円高還元セールを説明したところ、小倉氏は「安くなってるのは分かるんだけど、こういう報道をすることで、デフレ・スパイラルに輪をかけてるとしか思えない。『とくダネ!』は安売りのニュースやめようか。これやってたら、絶対に日本の景気はよくならない。」と話したそうだ。正論だ。

 以上の2本の記事をJ-CAST で読んで、テレビ局の人たちもやっと分かってくれたのかと嬉しくなった。ただ、安売り情報の弊害をはっきり認めたのに、来週あたりまた流すかも知れないから、安心はできない。

 なおウィキペディアの「小倉智昭」のページには、「大橋巨泉に『タレントは使い捨てだから、いつ捨てられても生活していけるように事業を起こせ』と助言されて、店を始めた」などと書いてある。知名度を生かして儲けようとした訳ではない訳だ。

・資料
http://www.j-cast.com/tv/2009/12/09055743.html 

http://www.j-cast.com/tv/2009/12/10055852.html

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E5%80%89%E6%99%BA%E6%98%AD#.E7.B5.8C.E5.96.B6.E9.96.A2.E9.80.A3 

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信号を守らずに横断歩道を横切る自転車にヒヤッとする [町中のマナー]

【2009年12月10日】-おとといは、「放置自転車が商店街の売り上げを落としているはずだ」と書いた。今日も自転車のことを取り上げる。

 信号が青になったので横断歩道を渡り始めると、横から自転車が走ってきて歩行者の間を通過することがある。目の前を通られるとヒヤッとする。車道の信号は赤なのに、自転車に乗っている人はそれを守らないのだ。昨日はそんな自転車を4回も見かけたので、書くことにした。

 赤信号でも停まらない人たちは、信号を守らなくてもいいと思っているのだろう。勝手放題だ。そんな人たちも歩いている時は信号を守るはずだが、どうして自転車に乗っていると守らなくていいと思うのか。

 横断歩道を渡る人がいない時なら、信号を無視しても危なくないが、人が歩いている時に停まらずに走り続ければ、いつぶつかっても不思議ではない。

 日本各地で信号を無視した自転車が歩行者にぶつかって、怪我人が出ているはずだが、死に至らないのでマスコミは取り上げない。横断歩道以外でも、自転車にぶつかられて骨折する人もいるが、メディアは死なないから取り上げない。死者が出ないと取り上げない体質はどうかしている。

 警察は取り締まるが、違反者が多すぎて間に合わないので、メディアが注意を喚起する必要がある。学校も教えるべきだ。

 それにしても、自転車に乗っている一部の人は、どうしてこうも勝手なのか。事故を起こして賠償金を払うことになったら、自分が大変ではないか。

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TBS テレビの『朝ズバッ!』は暗い話題で、景気悪化を狙うな [*マスコミ]

【2009年12月09日】-昨日いつものように、J-CAST でワイド・ショーの記事を読んでいた。その中で TBS テレビの『朝ズバッ!』は12月8日、不景気の話題を2回も取り上げたので、暗い気持ちになった。

 1件は解雇された人たちのことだった。もう1件は川柳で、「『オリックス・マネー川柳』に入選した川柳は、暗いものばかり」という内容だった。

 解雇された人はいるだろうが就職した人もいるはずだから、解雇ばかり取り上げるのは不当だ。また暗い川柳ばかり選んだのかも知れないと思って、インターネットで調べてみた。

 J-CAST の記事によると、この番組が取り上げた川柳は次の5首だ。

「家計簿の損失欄にダムと書き」(芭蕉もどき)
「小遣も妻の基準で仕分けられ」(キング・コングゥ~)
「親も子も年金暮らし長寿国」(残菊)
「客の入りハローワークに負けている」(白旗)
「寝返りを打てば貴方が居る不況」(貧乏爺)

 確かに以上の川柳は暗い内容だ。だが入選作を一通り読んだら、8割くらいが不況を反映して暗い川柳だったが、明るい川柳もあった。

・明るいもの
 「もう一人産んでクルマで帰省する」
 「子のスネを親がかじって無駄遣い」
 「『趣味は何?』競馬と言えず『投資です』」
 「我が家にも来たぞ地デジでプチセレブ」
 「ビン貯金 子供の夢の無限大」
 「すねかじり 卒業したら孫できた」
 「金持ちはオバマ、鳩山、近所のママ」

・滑稽なもの
 川柳だから滑稽なものもある。

 「エコカーに乗ってる彼に乗り換える」
 「退職金 妻の口座に天下り」
 「赤い糸 給料日だけ太くなる」
 「玄関に両手を挙げる招き猫」

 「ATM 親の気持ちを引き落とす」のように、感謝の気持ちを詠った川柳もあった。確かに不景気を詠んだ川柳が多かったが、TBS はそんなのばかり選んで、明るい川柳は無視したのだ。

 それなのに、東京新聞政治部デスクの金井辰樹は「川柳というとひとつぐらい明るいのがあるのですが、みな暗いですね~」と話したそうだ。暗いのばかり選んだから、すべて暗くて当然だ。一種の自作自演だ。

 テレビ局はこうやって暗い話題ばかり振りまいて、世相を暗くしようと画策している。その結果、景気が悪くなったら、悪い面をもっと取り上げる。日本潰しの陰謀なのだ。

 このエントリーを読んで下さった方々は、こんなデタラメに左右されず、なるべく明るい気持ちで生活して頂きたい。

・資料
 
http://www.j-cast.com/tv/2009/12/08055640.html
 http://www.j-cast.com/tv/2009/12/08055639.html
 http://regist.orix-mail.net/cd/senryu/award/index.html

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放置自転車が商店街の売り上げを落とす [町中のマナー]

【2009年12月08日】-昨日は「景気をよくするには、お金持ちや中流の人に出費を増やしてもらう必要がある」などと論じた。

 景気を悪化させるのは、給与の減少など経済的な要因だけではない。天気が悪くても物の売れ行きは悪くなるし、政治が混迷しても消費意欲は減退するだろう。

 また街の様子も購買意欲を左右すると思う。商店街に活気があれば買い物をしようという気になるが、人通りが少なくて店の人も元気でなければ、買おうという気持ちになりにくい。

 通りの様子も関係あるはずだ。道が狭ければ歩きにくいから、その商店街からは自然に足が遠のく。放置自転車も、歩きにくくさせる要因だ。

・放置自転車は邪魔
 自転車が道の端に停めてあればまだいいが、突き出ていると邪魔だ。もう少し買い物をしたいと思っても、邪魔な自転車がずらっと並んでいるから諦めてしまう人もいるのではないか。

 そんな人が全国で1日に何万人もいたら、商店街の売り上げは全国で数百万円減ることになる。1年間では1億円くらい減るだろう。日本の GDP は500兆円前後だから、1億円減ったとしても微々たるものだが、景気は相乗効果だから何年も続けば大きな額になる。

 もっとも、自転車で来たのでたくさん買える人もいるはずだ。自転車を禁止したら商店街の売り上げは全体として落ちるだろう。だが、自転車を道の端に綺麗に停めるようにすれば、今より買い物がしやすくなるのは明らかだ。

・学校で教えよ
 放置自転車は大きな社会問題なのに、中々解決しない。役所は時々トラックで撤去し保管所に運ぶが、一向に減らない。停める人たちは、持って行かれても反省しないのだ。人に迷惑を掛けていることに気づいていないのだろう。

 自転車の停め方はまず学校で教えるべきだが、教えていないようだ。歩行の邪魔になり、時々怪我をさせていることを、学校でしっかり教えるべきだ。文科省は全く無責任だ。教科書に書いていないと教えない教師も、どうかしている。

 自転車を好きな所に停める勝手な人がいると、自分勝手な人が増えてしまう。放置自転車もなくせないのなら、景気を回復させるのは無理ではないだろうか。

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金持ちは出費を増やして、景気をよくしてくれ [*経済]

【2009年12月07日に掲載、08日に訂正】-11月下旬いわゆるドバイ・ショックのため、円相場が86円くらいまで値上がりして、メディアも政府も騒いでいた。だが今日は89円台まで値下がりしている。円高は一時的だったようだ。

 一方、消費不況やデフレの方は続いている。先週から政府は景気対策をまとめようとしているが、政府がどんな対策を立てても、国民が自ら景気をよくする気にならない限り、いつまでも上向かないと思う。

 不景気とは、簡単に言うと商品の売れ行きが悪いということだ。失業者や給料の下がった人が増えたから、物が売れないのも当然だ。

 給料が下がったから節約する人や、先行きが暗いから安い物を買う人ばかりでは、景気は悪化する一方だ。まだ高給をもらっている人や資産のある人がお金を使わなければ、不況はいつまでも続く。数年前まで富裕層は高額商品を買っていたのに、最近ではお金持ちも節約するようになった。

 普通の人たちは出費を増やせないから、金持ちが金を使うように仕向けるべきだ。富裕層が物を買って、企業の売り上げが回復し、社員の給料が上がれば、景気は上向く。

 普通、金を使わせたい場合は減税をするが、今の状況では減税をしてもお金持ちでも出費を増やしそうもない。だから、高額所得者に金を使わせる手段を考えなくてはならない。出費を増やさないと増税になるような制度は、作れないだろうか。

 政府が金を使ってもローン繰り延べを決めても、国民一人一人が景気をよくする気にならなければ、いつまでも景気は上向かない。以前メディアには「金持ちに金を使わせる方策を考えるべし」という意見が時々出たが、最近は全く聞かない。また言うべきだ。

 中流の人ももっと日本全体のことを考えるようにならないと、景気は永遠によくならないだろう。自分のことばかり考えるのではなく、他人を思いやる人を増やす必要もある。

・資料
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20091130-OYT1T01322.htm

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押尾学はホステス死亡の責任を取れ [芸能人]

【2009年12月06日】-俳優だった押尾学氏は11月2日、MDMA を使った容疑で懲役1年6ヶ月、執行猶予5年の有罪判決を受けた。メディアも「どうして一緒にいたホステスの田中香織さんを見捨てたことについて罪に問わないのか」と、何度も取り上げた。

 だが警視庁はおととい4日、田中さんに MDMA を渡した容疑で押尾と知人二人の逮捕状を取った。やっとホステスに関する捜査が始まった。3人を保護責任者遺棄致死の容疑でも、取り調べるのだろう。

 今まで警察が田中さんの死亡について捜査しなかったのは、政治家から圧力がかかっていたかららしい。芸能ジャーナリストの渡邉裕二氏は、8月末からブログにそう書いている。

 元首相 M の息子は押尾などと付き合いがあり、その時部屋にいたというのだ。だから田中さんの死亡については捜査をしないよう圧力をかけていたという。M は中川昭一氏の葬儀で困り果てた顔をしていた。渡邉さんが言うには、企業からも警察に圧力がかかっていた。

 政権交代をして自民党が権勢を失ったので、捜査に着手できたのだろう。いいことだ。東京地検が捜査の再開を強く求めたのも、きっかけらしい。真相の解明と責任の追及をしっかりやってもらいたい。

 押尾は、愛人の具合が悪くなったら逃げたので、実に卑怯だ。薬物の使用で逮捕されたり、浮気が妻にバレたりすると困るから、逃げたのだろう。人の命より自分の体面の方が大事なのだから、全く無責任だ。

・参考資料
http://022.holidayblog.jp/?p=4774
http://022.holidayblog.jp/?p=4784
http://022.holidayblog.jp/?p=4806
http://022.holidayblog.jp/?p=4807
http://022.holidayblog.jp/?p=4833
http://022.holidayblog.jp/?p=4838
http://022.holidayblog.jp/?p=4839

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無期懲役囚は、仮釈放されるより獄死する方が多い [*事件や事故]

【2009年12月05日】-前回のエントリーでは終身刑の必要性を論じ、無期懲役の実態にも触れた。

 マス・メディアはよく「無期懲役に処せられても、平均して25年くらいで出所する」と言うから、長くても30年くらいで殆どの服役囚が刑務所を出ると思っていた。

 だが調べてみたら、死ぬまで釈放されない者もいることが分かった。前回も参照した法務省の資料によると、平成10年から19年の間に仮釈放された者は79人で、死亡者は120人だ。刑務所の中で死ぬ者の方が多いのだ。意外な事実だ。

 メディアで、「無期懲役囚が獄死する」とは聞いたことがない。今回インターネットで調べてみたら、朝日新聞が2002年1月8日付で載せた「無期懲役刑 検察が仮釈放『制限』」という記事が見つかったが、この記事も獄死には触れていない。

 1989年から2000年までに仮釈放された受刑者の人数は詳しく書いたが、獄死した人数は全く書いていない。わざと隠したのだろう。

・朝日の作為報道
 「『やり方次第では事実上の終身刑になる』との声も出ている」と、釈放するのが当然であるかのようなことを書いた。無期懲役なのだから、本来は死ぬまで入れておくはずだ。共産新聞は犯罪者を野に放って、罪を犯させたいのだろう。

 「声も出ている」は第三者の意見のように読めるが、きっと担当した記者やデスクの意見だ。

 また「これまでは意見を聴かれても、事件の捜査や公判を担当した検事が異動などで地検におらず、『お任せするというケースが少なくなかった』(検察関係者)という」ともあるが、「お任せする」が不自然なので捏造だと思う。

 「ケース」「少なくない」という問題表現をつなげて書いた点も駄目だ。朝日は言葉遣いも直さずに政治運動を続けてきたから、数年前から赤字を出して潰れかかっている。

 無期懲役についても、メディアが意図的に不正確な報道をしていることが分かった。日本を守るのは至難の業だ。

・資料
 
http://www.moj.go.jp/HOGO/hogo20-1.pdf
 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1421686324
 http://www.jca.apc.org/cpr/2002/kensatu.html

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死刑になりたくて人を殺した金川真大などを、処刑してもいいか(下) [*事件や事故]

【2009年12月03日】-金川被告人の供述内容を聞いた時、「こんな人間は初めてだ」と思ったが、以前から死刑を望んで人を殺した人間はいたようだ。

 朝日新聞は去年の5月10日付で、「『死刑になりたい』無差別犯罪なぜ」と題する記事を載せ、そこにそんな事例を並べたらしい。mie さんのブログから引用させてもらう。

●2001年6月 大阪池田小の児童8人殺害事件。「エリート校の子供をたくさん殺せば確実に死刑になると思った」(37歳男)

●2002年8月 山口県宇部市で児童3人を刃物で襲った事件。「殺人を犯して死刑になれば死ねると思った」(26歳女)

●2004年5月 金沢市で金づちで姉妹を殴打した殺人未遂事件。「生きていても仕方がない。人を殺して死刑にしてもらおう」(15歳少年)

●2006年3月 川崎市のマンションから小3男児を投げ落とした殺害事件。「人を殺して死刑になりたかった」(41歳男)

●2007年9月 広島平和記念公園で男性を刺殺した事件。「死刑になりたい」(63歳男)

●2008年2月 新宿の神社のトイレでタクシー運転手を金づちで殴打した殺人未遂事件。同上。(31歳男)

●2008年3月 茨城の JR 荒川沖駅で8人殺傷事件。「自殺するのは痛いから嫌だった。数人殺せば死刑になれると思った」(24歳男)

●2008年4月 鹿児島県でタクシー運転手を殺害した事件。「人を殺して死刑になりたかった」(19歳の自衛官)

・資料
 
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2008-05-10
 http://oreteki2.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_8ebe.html

・死刑にしたら、同類がまた人を殺す
 どうして死にたいのか。どうして死刑を望むのか。外国で死刑になりたくて人を殺したとは、聞いたことがない。アメリカでは乱射事件が時々起きるが、犯人は銃を撃ち続けた後、最後に自殺することが多い。日本は恐ろしい国になった。

 殺人を何とも思わない勝手な人間でも、死刑は嫌がってきた。それなのに、死刑になるために人を殺す人間が出現したのだ。「人を殺してみたくなった」という理由で、殺人をする人間も時々現れる。

 大事件を起こせば、名前がメディアに出て恥をかくことになる。家族や親戚には迷惑をかける。友達は驚かせる。そんなことを考えないのも不思議だ。

 普通に裁判をすると、金川のような人間は死刑になるが、死刑にしてはいけない。連中の企みに乗せられることになる。死刑になりたい連中が、また人を殺すはずだ。

 検察は死刑を求刑せず、裁判官は無期懲役の判決を下した方がいい。だが、検察は金川の裁判で11月16日、死刑を求刑した。裁判官も浅はかだと、死刑判決が出てしまう。そうしたらまた類似の事件が起きるだろう。それでいいのか。

・終身刑の創設
 解決策は終身刑を創設することだ。今の無期懲役は無期と言いながら、死ぬまで拘禁するわけではない。10年服役すれば仮釈放が認められる。30年くらいで出所する者もかなりいる。死ぬまで服役する者もいるが、全員ではない。

 釈放するとまたやるはずだから、死ぬまで必ず刑務所に入れておく終身刑を導入するしかない。

 早く法律を改正して終身刑を創設しないと、また馬鹿者が人を殺すはずだが、メディアも政治家も考えていない。

・マスコミはまじめにやれ
 報道の仕方にも問題がある。

 大事件が起きると、起きたことは大袈裟に取り上げるが、動機はあまり言わない。死刑願望者が人を殺した事件は上に書いただけでも8件もあるのに、動機には殆ど触れない。

 また被害者が亡くなると扱いが大きいが、怪我の場合は小さいのも問題だ。たとえ怪我でも動機が異常なのだから、詳しく扱うべきだ。左翼マスコミだからまじめに取り組まないのは当然だが、問題だ。

・資料
 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%87%B2%E5%BD%B9#.E7.84.A1.E6.9C.9F.E6.87.B2.E5.BD.B9

 http://www.moj.go.jp/HOGO/hogo20-1.pdf

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死刑になりたくて人を殺した金川真大などを、処刑してもいいか(上) [*事件や事故]

【2009年12月02日】-去年の3月、金川真大(かながわ・まさひろ)という25歳の男は土浦市の荒川沖駅などで二人を殺し、7人に怪我をさせる事件を起こした。

 世間を恨んで通り魔を働く者は時々いるが、金川被告人の場合、動機に仰天した。「死刑になるために人を殺した」と供述したからだ。

 「自分は才能がなく、詰まらない毎日を過ごしている。生きていく意味はない。自分の人生を終わらせよう。確実に死ぬために、できるだけ多くの人を殺して死刑になろう。」と思ったそうだ。

 死にたいのなら自殺すればいいのだが、「自殺すると痛いので、しなかった。だが他の人が苦しむのは構わない。」とも言ってのけたらしい。呆れるほど自分勝手だ。

 拘置所に移されてからは、職員の目をボール・ペンで突き刺そうとした。「早く死刑にしないと、また殺すという警告だった」と動機を語ったそうだ。ここまで独りよがりで勝手な人間は、聞いたことがない。

 金川には兄弟が2人いるが、家族との付き合いはあまりなく、テレビ・ゲームばかりしていたようだ。

・資料
 
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090514/trl0905141829006-n1.htm

 http://www.j-cast.com/tv/2009/03/24038104.html

 http://www.j-cast.com/tv/2009/06/04042552.html

・小泉毅も死刑願望
 去年の11月、厚生省の事務次官だった人やその妻を殺した小泉毅被告人(47歳)も、死刑になるために凶行に及んだようだ。「飼い犬を保健所に殺されたから、仇討ちをした」と言ったので、ニュースはそればかり繰り返し流したが、死刑になることが本当の目的だったようだ。

 先週の11月26日初公判が開かれ、検察は冒頭陳述で概略次のように述べた。

 「被告は、元厚生事務次官を無差別に殺害する行為を『決起』と名付けた。50歳になれば決起して、できるだけ多数の厚生事務次官を殺害し、死刑になって人生を終わらせよう。その際、社会に対して、決起によって飼い犬のあだ討ちをしたことや、動物の命を粗末にすればそれが自分に返ってくることを、思い知らせてやったと訴えようと考えた。」

 産経新聞は、小泉被告人が自筆したメッセージを載せた。そこには「保健所が間違えて犬を捕まえて殺したから、厚生省の幹部を赦さない」などと書いた。こっちもあまりに身勝手な言い分だ。

・資料
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20091127ddm012040021000c.html

http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/091126/trl0911261805020-n1.htm

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