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遭難防止より人名の方が大事なのか [*マスコミ]

【2010年08月19日】-昨日死亡が確認された東京理科大学ワンゲル部の遭難は痛ましい。3人の大学生が亡くなった。

 騒ぎたいメディアはいつものように大きく取り上げたが、河原にテントを張るのはどうなのかには言及しなかった。サイトで調べてみたら、河原にテントを張るのは危険だそうだ。雨が降ると川がすぐ増水して、河原も水浸しになるという。登山の常識から外れたことをしたのだから、川に流されても仕方がない。これも人為的ミスが原因だったのだ。

 だが同大は記者会見で「計画に無理はなかった」と強弁した。河原にテントを張る計画が初めから駄目なのだ。それなのに左翼マスコミは全く追及していない。責任を追及するのが大好きなのに肝心な時にはしない。駄目大学のようにだらしがないのか。

 私が知る限りでは、時事通信の「急峻、難度高く上級者向け=鉄砲水発生しやすい夏場-東京理科大生遭難」という記事だけが、二人の専門家に訊いて「なるべく高い所にテントを張るべきだ」と書いたが、他のメディアはテントの設営場所には論及していない。

 大事な点だし、メディアが広めれば気をつける人が増えるはずだ。やはり日本のテレビや新聞は日本人を殺したいのだろうか。

 その記事の見出しにも出ているが、現場付近は難易度が高いので、上級者向けだそうだ。河原の危険性も知らない初心者がそんな所でビバークをしたら、事故に遭っても仕方がない。

・遭難者の名は繰り返す
 肝心なことは言わないメディアだが、しつこく言うことがある。それは亡くなった3人の名前だ。時事通信は記事を6本載せて、3回3人の名を書いた。毎日新聞も6本載せたが、5回も名を書いた。2回で充分ではないか。2回載せれば、亡くなった人の知り合いも気がつくだろう。

 この事故に限らず、日本のメディアは亡くなった人や怪我をした人の名を繰り返し言う。歌舞伎町の火事のように不名誉な場所で命を落とした場合、家族も本人も堪らない。

 だが、私が聞いている英語のラジオ・ニュースでは、名前を言わないことが多い。イラクなどで亡くなった米兵の名はたとえ一人でも言わないのだ。放送時間は2分だから、死者が10人もいたら時間を取られてしまうから名を挙げないのも当然だが、一人でも言わないのが普通だ。

 日本のメディアは、PKO などで自衛隊員が死んだら、毎日何回も名を連呼して大騒ぎだ。遺族を悲しませたいのか。

 名だけでなく人数にもうるさい。50人でも51人でも一般の人には同じだ。英語のニュースでは「大体50人だ」ということがある。事故の規模を知るには大体の人数で充分だ。

 些細なことには気を配るのに、肝心なことが抜けているメディア。亡国の輩だ。

・リンク
自然体験活動QQレスキュー隊「テント設営(テンティング)の注意事項」:
http://www.jon.gr.jp/qq/activity/camp/tent/index.html

YAHOO! 知恵袋「河原でテントを張るのは,危険でないですか…?」:
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1145488701

「今日の豆知識」: http://tenki.infoseek.co.jp/topic/20090702/

時事通信「急峻、難度高く上級者向け=鉄砲水発生しやすい夏場-東京理科大生遭難」:
http://www.jiji.com/jc/zc?key=%c5%ec%b5%fe%cd%fd%b2%ca%c2%e7&k=201008/2010081800233

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左翼マスコミは猛暑報道で日本破壊を狙うか [*マスコミ]

【2010年08月17日】-今年の夏は猛暑なので、メディアは連日、「どこで~度を記録した」「熱中症で何人倒れた」と言っている。また気温が高すぎるため野菜や魚は品不足に陥っており、それも取り上げる。否定的なニュースばかりだ。

 暑いのは嬉しいことではないから否定的なニュースが多くなるのは当然だし、ニュースは元々否定的なことが多いものだ。有名企業が大赤字を出せば大きく取り上げるが、巨額の利益を上げた時の扱いは小さい。

 だが猛暑に、肯定的なニュースはないのだろうか。清涼飲料水やアイスクリームは売れているはずだ。プールの入場者は増え、海水浴客も増えているはずだ。

 だがそのような肯定的なニュースは、テレビでは1度も聞いたことがない。否定的なニュースばかりだ。

 これでは日本人の心は暗くなってしまい、景気は悪化する。左翼マスコミはまだ日本潰しの陰謀を続けているのだ。

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タグ:猛暑 熱中症
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自殺と交通事故。NHKはどうした? [*マスコミ]

【NMN 2010年08月13日】-NHK解説副委員長の影山日出夫さんは11日の夕方渋谷区の放送センター内のトイレで首をつり、意識不明の重体になっていたが、12日亡くなった。享年56だった。

 机から遺書のような走り書きが見つかったが、警察はまだ公表していない。

 一方、12日の午後には『クローズアップ現代』で司会を務める国谷裕子さんの交通事故も分かった。国谷さんは1日午後1時頃、目黒区東山で、信号待ちをしている乗用車に追突した。双方にケガはなかった。

 NHK の不祥事が同じ日に2件も明らかになるのは珍しい。タガが緩んでいるのはないか。

 解説委員はベテランの記者だし、副委員長はその中の管理職だから、自殺は特にショッキングだ。職場でイジメなどがあったのかも知れない。


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所在不明高齢者にマスコミの責任はないのか [*マスコミ]

【PJニュース 2010年8月6日】-111歳と言われていた足立区のお爺さんが実は30年くらい前に死んでいたことが分かってから、全国の役所は100歳以上の高齢者の所在を確かめている。

メディアによって数が違うが、今のところ所在の確認できない高齢者は50人くらいいる。これからもっと増えるだろう。

 マスコミは役所に対して「面会して確かめていなかったのか」と追及するが、そんなことを言う資格があるのか。役所が発表したことをそのまま報じてきたではないか。

 メディアが数万人の高齢者を調べることはできないが、たとえば都内最高齢の老人には取材をして、どんな人か確かめるべきだった。

 役所の発表を右から左に流しておいて、それが間違いだと分かったら、謝りもせずに追及する。自らの罪を棚に上げるマスコミは、無責任だ。【了】

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記者死亡で日テレのイメージを悪化させたい他局 [*マスコミ]

【2010年08月01日】-秩父市のヘリ墜落現場を取材していた日本テレビの記者とカメラマンが亡くなったが、メディアの扱いは大きすぎないだろうか。

 日本テレビは午前11時半のニュースで、たしか3番目にこの件を扱った。テレビ朝日と NHK はそのあとのニュースで、初めにこの件を取り上げた。NHK は3分もやった。

 昼の段階ではまだ心肺停止であり、息は引き取っていなかった。一般の人が遭難して心肺停止に至った場合、NHK などはこんなに大きく扱うだろうか。

 当の日本テレビは3番目で、扱いが小さい。他局は大きく取り上げて、日テレのイメージを悪化させようとしたのではないか。中々狡猾だ。

 テレビは客観的な報道などしていない。自分たちの利害で作っている。偽善はやめて欲しい。

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暑そうに歩く人を毎日放映するのはおかしい [*マスコミ]

【2010年07月24日】-日本列島は猛暑が続いている。東京の猛暑日は今日で4日目だ。テレビ・ニュースは毎日、その日の最高気温や街の様子を流すが、いいだろうか。

 「岐阜県多治見市では38度まで上がった」などと言うのはよい。知るべき情報だ。

 だが街を暑そうに歩く人の様子は、毎日じっくり見るべき映像だろうか。プールで水遊びをする子供の様子も、何日も続けて見る必要があるだろうか。

 そんな映像を何日も続けて長々と流すのはおかしいと思う。詳しくやるのは2日で充分で、3日目からは数秒で切り上げ、次の項目に移るべきだ。ニュースが取り上げるべきことは幾らでもある。時間がもったいない。

 日本のテレビ・ニュースは何十年も前から、井戸端会議、床屋政談のレベルのことがある。これでは日本の政治や行政を立て直すことはできない。

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報道を装って政治運動をする共同通信 [*マスコミ]

【2010年07月21日】-16日付のエントリーで、日本政府は来月韓国に詫びる談話を検討していることを取り上げたが、その後それに関する共同通信の記事を読んだら、他の問題にも気がついた。

 共同は菅首相に訪韓させようと企んだのだ。記事の末尾に「在京の韓国政府筋は『同時期に菅直人首相が韓国を訪問すれば、韓日関係が前進するのは間違いない』と述べた。」と書いた。

 一見したところでは、韓国の高官が述べた発言をただ伝えたように読めるが、そうではない。菅直人に韓国を訪問させようと画策したのだ。

 まず訪韓は談話と直接関係がない。わざわざ持ち出したのだから、訪韓させたいのだ。

 また首脳が訪問すれば両国関係が深まるのは当然だから、ただ「訪韓を望む」と言えばいい。それなのに、「韓日関係が前進する」と書いたのだから作為があるはずだ。「前進するのは間違いない」という強い言い方にも意図を感じる。

 この発言自体が捏造とも考えられる。匿名だし、「在京の韓国政府筋」という表現は不自然だ。東京にいる韓国政府の関係者は大使館員のはずだから、「大使館員」と書けばいい。

 メディアがこのような発言を伝えれば、菅や側近は訪韓する気になる。一般の日本人は「韓国がそう言うのなら訪問した方がいい」と思うようになる。こういう報道が続くと実際に訪問することになる。メディアが政治を動かしてしまう。

 このような外国要人の発言を利用して政府を動かそうとする政治運動は、他のメディアも以前は頻繁にやっていたが、今では殆ど見ない。共同だけしつこくやっている訳だ。

・隣国では
 韓国では謝罪に期待しているようだ。日本が頭を下げても韓国が得る実利はない。日本を馬鹿にしているうちに、韓国人の心は憎しみで凝り固まってしまい苦しいはずだが、まだ分からない。

 朝鮮人はこのように愚かだから、日本は百年前統治せざるを得なくなったのに、朝鮮人は進歩していない。駄目な民族が隣国にいるから苦労が絶えない。

・リンク
http://www.47news.jp:80/CN/201007/CN2010071601000993.html
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0718&f=politics_0718_001.shtml

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メディアは建設弘済会の解散をもっと大きく取り上げろ [*マスコミ]

【2010年07月06日】-前原国交大臣は今日、建設弘済会を3年以内に解散させ、空港環境整備協会を見直すと発表した。両方とも公益法人で、国交省のOBが天下りをしている。

 建設弘済会は、公共事業の監督や検査を独占的に請け負ってきた組織だ。また空港環境整備協会は空港の駐車場を運営し、その利益で騒音や電波障害の対策を行う団体だ。

 解散や見直しはとてもいいことだ。公益法人を見直すことは、日本の財政を再建するのに必要不可欠だ。だからマス・メディアはこの見直しを大きく取り上げるべきだが、扱いが余りに小さい。財政を再建させる気があるのか。

 テレビは今日も大相撲で騒いだが、もう飽きた。理事長代行が文科省に謝りに行ったことなど、そんなに重要ではない。公益法人の見直しこそ大きく取り上げ、応援すべきだ。

 左翼メディアがここまでしつこいのは、相撲を攻撃し続けて日本を昏迷(こんめい)させたいからだろう。

・参考資料
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100706/plc1007061159007-n1.htm
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100706dde007010028000c.html

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新聞社もヤクザと関わりがある [*マスコミ]

【2010年06月16日】-テレビや新聞社は、著名人が暴力団と関わっていると分かると強い調子で非難するが、新聞社も暴力団と深いつながりがある。

 勧誘の時に暴力団を使うらしいのだ。新規の購読者を獲得する時、暴力団員に戸別訪問をさせる。関東地方では少ないだろうが、他の地域ではあるらしい。

 暴力団だから柄が悪くて、怒鳴ることもある。押し売りのように、無理やり定期購読を契約させることもあるらしい。だから新聞が暴力団との関わりを非難するのは、建前偽善だ。

・販売局と編集局
 新聞社と言っても購読者の勧誘をさせるのは販売局で、記事を書くのは編集局だ。普通の人は「新聞社」と聞くと記者を思い浮かべるが、紙面制作と関係のない部署もある。広告局は紙面に載せる広告を取り、工務局は印刷をする。

 編集局で紙面制作に携わっているのは、朝日や読売の場合社員の3割くらいだと思う。地方紙は社員の数が少ないし、講演など余計なことはあまりしないだろうから、記者の割合が高いはずだ。(地方紙の規模は千差万別。)

 また、編集局で紙面を作っている人も全員が記事を書く記者ではない。見出しをつける整理部員や校正をする校閲部員もいる。そのような人達は記事は書かない。

 販売局はヤクザを使って勧誘をするだけでなく、押し紙で販売店から金を巻き上げているから、かなり悪い。編集局並みの罪深さだ。

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警察が動くと大きく取り上げるメディアはおかしい [*マスコミ]

【2010年06月12日に掲載、14日に訂正】-昨日NHK のテレビ・ニュースを見ていたら、不思議な気持ちになった。記者数人が日本振興銀行の社長を路上で取り囲んで、「社内の電子メールを削除して、金融庁の検査を妨害したそうだが、役員も関わっていたのか」などと問い詰めていたからだ。

 日本振興銀行は金融コンサルタントの木村剛が中心になって設立した銀行で、今まで情実融資など不正を散々してきたが、テレビは殆ど取り上げなかった。それなのに、メールを削除して不正を隠したと分かったら追い回すのは、おかしいと思ったのだ。

 そのあとニュースを見続けていたら、金融庁はメール削除で刑事告発を検討していると言ったので、それで少し合点が行った。警察が動くことになったから、大きく取り上げたのだ。

 警察が刑事告発を受けて重大だと判断すれば、捜査に入る。実際、夕方には警視庁が日本振興銀行を家宅捜索した。

・道徳的判断はいらないのか
 確かに検査の妨害はいけないことだ。刑罰が決まっているだろう。だが情実融資など営業上の不正は、罰則を伴わなくても、道徳的にはずっと重大と思う。金利を取りすぎれば苦しむ人が出る。それなのに新聞が同行の不正融資を取り上げていた時、テレビは殆ど扱わなかった。テレビの価値観が警察の価値観になっているのだ。

 警察が捜索や逮捕をした場合は、不正が起きないように報じる必要がある。だが、メディアがまるで警察の広報部のように警察の動きを警察の価値観で扱うのはおかしいと思う。

 警察が動いたらメディアは、その人達は不正をしたという前提で報じる。それが冤罪を生み出す一因にもなってきた。

 メディアは広義の刑法の定める犯罪でなくても、倫理的におかしいことは取り上げるべきだ。

 メディアが警察の価値観を日本中に広めていると、日本人の公的な考え方(建前)が段々警察の価値観に近づいてしまう。犯罪にならないのなら、何をしてもいいと思う人が増えてしまうと思う。

・責任を取らない
 メディアが責任を取ろうとしない問題もある。「警察が捜査している。だからこの人は悪いことをしたに違いない」と、警察に責任を押し付けていると思う。

 医療や環境問題のことでも、専門家の意見を根拠にする。実際にはメディアの人間が価値判断をしているはずなのに、「専門家はこう言う」と言って責任を転嫁する。

 ダイオキシン虚報の時も、専門家の話を根拠にして「猛毒だ」と触れ回った。メディアの言いたいことを無責任に言う専門家が見つかれば、その者に責任を押しつけながら、嘘八百を言うのだ。

 法令違反や専門家の指摘がないと、道徳的には大問題でも全く言わないことがあるから、大きな矛盾だ。

・路上インタビューがしつこい
 NHK のニュースでは社長に付きまとっていたので、驚いた。そのような映像を30秒くらい流したと思う。普通、路上インタビューは5秒くらいしか流さない。

 背景が何度も変わったから、自宅から駅まで15分くらい社長に付きまとったのではないかと思う。まるでストーカーだ。社長がはっきりした返答をしなかったから、しつこく問いかけたのだろうが、それにしても長すぎる。

 悪い人間には何をしてもいいと思っているのだろうか。そもそも押し紙新聞や共産テレビには他人を追及する資格はない。朝日や読売は毎年数百億円、不正な資金を手にしていると思う。

 夜のニュースでは、木村剛に路上でインタビューをする映像を流した。こっちは数秒だった。木村は歩きながら携帯電話を見て、質問には答えなかった。涼しい顔をしていた。

 48歳の経済人まで、歩きながら携帯電話を見るのかと唖然とした。はっきり言うと木村は犯罪者だから、それくらいどうということはないのか。

 なお、日本振興銀行は英語で Incubator Bank of Japan と言う。incubator は「生み出す者」といった意味で、「起業家」の意味で使うことがある。「振興」とはかけ離れているが、中小企業を応援しようという気概を表しているのだろう。そんな銀行がこんなになってしまって残念だ。(敬称略)
 

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偽保守の産経新聞は「政治不信」を高めたい [*マスコミ]

【2010年06月06日】-産経新聞のサイトで、「【鳩山辞任】政治不信に拍車 各党批判 茨城」(6月3日付)という見出しを見て驚いた。責任を取って辞めたのに、どうして政治不信が高まるのか。

 反対だ。不信が減るはずだ。居座った方が不信が大きくなる。デタラメ新聞だから、矛盾することを平然と言う。政治不信を高めて、政治を劣化させたいのだ。

 また「政治不信」と言い立てて不信を広めようとするのは、左翼メディアの手法としても古い。他紙はこんなに不信を強調しない。

 本文では「野党が民主党を厳しく批判した」と書いたが、野党はいつも与党を攻撃する。また鳩山と小沢が一遍に辞めたから、民主党の支持率は上がるはずで、余計に文句を言いたくなったのだろう。(民主党支持率は実際に上がった。)

 そういう観点を抜きにして、野党の非難を中立な意見のように書くのは極めて不当だ。

 ここまで書いたら、神奈川県版も2日付で「【鳩山退陣表明】政治不信 渦巻く懸念 同工異曲の『投げ出し』」と題する記事を載せていたことに気づいた。「投げ出し」も悪質だ。

 下らないのでもう本文は読まない。「垂れ流し」は読みたくない。これでは新聞不信のため、民主党より早く消えるかも知れない。

 産経新聞は保守派を標榜しているが、本当に日本をよくしたいのか疑わしい。愛国心が本当にあるならば、このような罵倒はしないはずだ。

 全国紙の中で1番部数が少なく給料も安いから、鬱憤が溜まっているのか。いいところもあるが、信用し切らない方がいい。

・リンク
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/ibaraki/100603/ibr1006030229000-n1.htm

http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/kanagawa/100602/kng1006022349008-n1.htm

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左翼マスコミよ、大臣候補の政策を言え [*マスコミ]

【2010年06月05日】-貧弱報道は出馬理由に関してだけではない。選挙前、菅や樽床の政策や経歴はテレビで聞かなかった。テレビが言えば、政策を基準にして投票する議員が増えるはずだ。議員の動向を追うばかりでは、本当の意味の報道ではない。

 そうは言っても今回は菅と樽床しか立候補しなかったし、菅の当選は動かなかったから、メディアが政策を取り上げても結果は変わらなかったと思う。だが一般的には政局ばかりでなく、候補者の政策や経歴を取り上げるべきだ。

 日テレは4日の午後、菅の経歴を紹介したが、政策や持論には触れなかった。

・選挙のあとも空疎
 代表選挙が終わったら、テレビの関心は閣僚や党役員人事などに移った。4日の午後も夜も、誰が何大臣になるかという予測が中心だった。

 新総理が決まると、いつもこんなのに付き合わされる。見ている時はワイワイガヤガヤ面白いが、予測は半分くらいしか当たらないし、見終わってから残ることは少ない。

 人事の予測だけでなく、大臣に名の挙がった議員の政策や経歴を言うべきなのだ。「この人はこんなことに詳しいから、この大臣に適している」などと論ずべきなのだ。メディアがそういう情報を流せば、首相は今より適性を重視するはずだ。

 議員の政策や得意分野に触れないで、誰がどの大臣になるか予測ばかりするのは空疎だ。報道ごっこだ。

 新聞も議員の適性は考えずに、人事の調整だけ取り上げる。たとえば毎日新聞の5日付「菅首相:蓮舫氏の入閣内定 消費者相検討」だ。(敬称略)

・リンク
毎日新聞:
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100605k0000e010038000c.html

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タグ:閣僚 政策
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「こち亀」を何度も取り上げるほど、メディアは暇なのか [*マスコミ]

【2010年05月23日】-19日、いわゆる「こち亀」の麗子像が傾いていたことが分かったので、各メディアは取り上げた。先月は、両津勘吉の持つマスカラが取れていたことをニュースにした。だが、どちらもあんなに大きく扱う必要があるだろうか。

 確かに銅像を壊したり曲げたりしてはいけないが、テレビや全国紙が軒並み取り上げるほど重要だとは思わない。

 大事なニュースはほかに幾らでもある。自殺する人は1年間に3万人もいる。その中には、友達にいじめ抜かれて自殺する小中学生も含む。交通事故で亡くなる人は年間5千人くらいいる。毎日、自殺や事故死のニュースを見せられても飽きるし不愉快になるが、銅像の破壊などよりずっと大事なことだ。

・間違えても反省しない
 「こち亀」のことは軽い話題として取り上げるのだろうが、非難が強すぎる。

 4月下旬マスカラが壊された時、「わざとやったに違いない。悪質だ。」などと強く批判した。だが、男性会社員が酔ってふざけていた時壊してしまったと自首してきたので、悪意がないことが分かった。メディアの非難は的外れだった訳だ。

 それなのに今回もまた強く非難した。日本テレビは近所のおばさんにインタビューして、「絶対に許せない」などと放映した。東京新聞は「地元には衝撃が広がる。」と書いた。大袈裟だ。

 今回も故意ではなく、たまたま曲げてしまったとしたら、メディアはまた間違えることになる。1ヶ月前に間違えたのに全く反省していない訳だ。

 何でもかんでも非難するのがいい訳ではない。メディアは尊大だから、ともかく批判する。非難ばかり聞かされると、怒りっぽくなる。

 「こち亀」の像には子供がよじ登って、写真を撮ることもあると各紙が書いた。もしそれが原因なら今回も悪意がないことになるし、曲げた当人は気づいていないかも知れない。

 子供がそんな不作法なことをしているのなら、メディアはそれこそ取り上げるべきだが、扱わない。犯罪ではないからだろう。違法なことは追及するが、道徳に反するだけなら放置する姿勢はおかしい。今回も葛飾区役所は警察に被害届を出したが、子供は指導しないのか。

 「こち亀」の銅像が被害に遭うと、メディアが何度も取り上げるのは、有名だし都心にあるからだろう。田舎の像はもっとひどい破壊をされても、扱わないはずだ。東京中心主義もよくない。

・リンク
http://www.news24.jp/articles/2010/05/20/07159503.html
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20100521/CK2010052102000052.html

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タグ:こち亀
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読売新聞がワシントン・ポストの記事で誤訳 [*マスコミ]

【2010年04月26日】-前回のエントリーでワシントン・ポストの記事を取り上げたが、読売新聞などの翻訳がおかしい。

 hapless は「不運な」という意味なのに、読売と J-CAST は「哀れでますますいかれた」「哀れで日に日に頭がおかしくなっている」と、haplessを「哀れな」と訳した。

 この部分は原語では the hapless and increasingly loopy Japanese Prime Minister Yukio Hatoyama だ。

 産経と日経は「不運で愚かな日本の首相」「不運で愚かさを増している」と、hapless を「不運な」と訳した。J-CAST は読売に引きずられて間違えたのだろう。

 特派員は英語がうまいと思いがちだが、実際にはあまり達者でないことが多いようだ。英語力がなくても、出世コースに乗っている記者を特派員にして箔を付けさせるそうだ。新聞社は信じられないくらい無責任だ。

 なお loopy は loop に -y を付けて形容詞にした語だ。loop は「輪」の意味だから、「精神が回っている」というニュアンスだろう。Webster には slightly crazy と載っていた。「ちょっと狂っている」だから、外国の要人に対して言うのは余りに失礼だ。官房長官や駐米大使が抗議したのは当然だ。

 アメリカの書籍や雑誌を読んでいても暴言はあまり見ないが、アメリカ人は口が悪いようだ。ラジオでも、気に入らない政治家などには暴言を吐いて攻撃することがあるようだ。厄介な同盟国だ。

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『週刊文春』も偽保守 [*マスコミ]

【2010年03月18日】-『週刊文春』の3月25日号を見たら、驚いた。「新・家の履歴書」というページに、衆議院議長だった河野洋平氏が出ていた。この人は自民党にいたが左翼だし、官房長官の時いわゆる宮沢談話を発表して謝罪外交を定着させたので、保守派は大嫌いだ。

 巻末のグラビアには左翼学者として有名な姜尚中(東大教授)も出ていたので、更に驚いた。この男はこじつけを平然と言うので、保守派でなくとも嫌いな人が多いだろう。

 こんなのを二人も出して、文藝春秋という出版社は何を考えているのか。月刊『文藝春秋』や『諸君!』では保守主義の論陣を張り、週刊誌でも左翼を批判することがあるが、有名人だとこうやって出す。だから信用されない。

 文春は金儲けがうまいのだと思う。朝日新聞や NHK を批判すると売れるから、保守派の論客を出すのだろう。

 『週刊文春』のこの号でも時流を利用した金儲けをしていて、火曜日に復帰会見をした女優の沢尻エリカさんの写真を数葉載せた。話題を利用するのはうまい。だが信条がないから、『諸君!』も廃刊になった。

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テレビはオリンピックをやり過ぎだ [*マスコミ]

【2010年02月28日】-バンクーバー・オリンピックが始まってから、ニュース番組やワイド・ショーは五輪中心なので詰まらない。

 昨日27日午後7時から NHK 総合テレビでニュースを見たら、やっぱり五輪が長かった。初めの9分くらいはチリの地震で、そのあと24分までオリンピックをやった。それから27分までは政治などで、最後に気象情報をやった。一番大事な政治のニュースが付け足しなのだ。

 番組の半分15分もオリンピックに割くのは長すぎる。このニュースの前にも五輪を中継していた。浮かれ騒ぐのに五輪を利用しているようなものだ。

 メディアはメダルの取れそうな日本人選手に焦点を当てるから、特定の選手ばかり出ることになる。先週の金曜(26日)は浅田真央選手ばかり出していた。

 日本人がメダルを取れるかどうかには注目するが、その選手がどんな練習をしてきたのかにはあまり関心を向けない。華やかな部分ばかりに注目し、地道な努力には関心を示さない訳だ。

 結果だけ取り上げ、過程を無視するのは駄目だ。景気がよくならないのも原因を考えないからだ。

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品格のないテレビが朝青龍に品格を求める矛盾 [*マスコミ]

【2010年02月09日】-テレビ局はまだ朝青龍で大騒ぎだ。ハワイに行く前に成田空港でマイクを向け、ハワイでは待っていて到着した朝青龍にマイクを向けたらしい。テレビが騒ぎを大きくしている。日本を破壊したいのだろう。

 メディアは「朝青龍には品格がない」と責めるが、メディアにこそない。自分たちが持っていないのに、横綱に品格を求めるのは矛盾だ。

 朝青龍はタレントになるという話しが出ているから、テレビは少しでも有名にしておいて、番組に出演するようになった時視聴率が稼げるように準備をしているのかも知れない。

 曙が引退する時も、テレビは大騒ぎをした。テレビ局の安易な金儲けに付き合わされるのはご免だ。

・資料
http://www.j-cast.com/tv/2010/02/08059673.html?p=all

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テレビは貴乃花の応援団なのか [*マスコミ]

【2010年02月02日】-先週からテレビはニュース番組もワイド・ショーも、相撲に長い時間を割いている。朝青龍の暴行事件と貴乃花親方の理事選出場についてだ。

 朝青龍の報道に関しては騒ぎ過ぎなだけだが、貴乃花の方はひどく偏っていると思う。

 貴乃花のことばかりやるからだ。選挙の前は貴乃花が当選するかどうかで大騒ぎし、当選が決まったら貴乃花に抱負を訊くといった具合だ。

 だが、他の立候補者がどんな人物なのか、どんな考えを持っているのか、全く言わない。これではテレビは貴乃花応援団だ。こうやってテレビが応援したから、予想に反して貴乃花が当選したのかも知れない。

 どうしてこんなに偏ったことをするのだろうか。やはり日本を潰したいのか。

・無神経
 また選挙前、貴乃花は7票固めたと言われていたが、10票獲得したので、3人が造反したことになる。テレビはその3人は誰なのかしつこく詮索したが、そんな神経も疑う。

 これから数年、親方衆の間ではそれを巡って亀裂が生じるのだから、思いやりのある人間なら親方たちに「誰が造反したと思うか」としつこく尋ねることはないだろう。

 視聴者の関心がありそうなことなら、後で誰かが苦しんでもしつこく問い続けるのは独りよがりだ。

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報道とリーク(下)~メディアはリークが欲しくて捜査機関を褒める [*マスコミ]

【2010年01月27日】-「捜査機関はリークして、都合のいい情報をメディアに流させることがある」と書いたが、そんなリークは松本サリン事件以降大きく減って、今では殆どないと思う。

 情報をもらうために、メディアは警察や検察をむやみに褒める問題もある。

 朝日新聞を取っていた頃、毎年秋に東京地検特捜部に関する2ページの特集を載せるので、不思議に思った。今回のように特捜部が話題になった直後なら分かるが、いつもそうではないので意外だった。

 意図を探ろうとしながら読むと、特捜部を褒めていることが分かり、更に訝しく思った。段々検察に媚びを売って情報をもらうためだろうと思うようになった。読売や毎日も毎秋特集を載せて、検察に取り入ろうとしているようだ。
 
 産経新聞を取っていた時には、東京版が年に2回も警視庁の巡査を表彰するので驚いた。刑事ではなく巡査を表彰するのは不思議だ。巡査は捜査に当たらないはずだ。

 中高年の巡査が緊張した面持ちで写真に写っていたので、奇妙な紙面になっていた。読者には評判が悪いだろう。科学警察研究所を称えることもあった。産経が記事を装ってこんなことをするのは、記者の数が他紙より少ないので、警察に取り入る必要があるのだと思う。

・時事通信の露骨な褒め方
 1月18日には警視総監が交代したが、メディアは新任の池田克彦氏を早速褒めた。日本テレビは「警備のエキスパート」と字幕に書き続けた。

 時事通信は14日付の記事で褒めちぎった。「博識」「ユーモア」「おおらかな人柄と豊富な知識、部下を思いやる心」「話術で人を引き付け、仕事の意欲も導き出す」と書いた。

 本を7冊も書いているので博識は確かだし、ユーモアがあるのも事実のようだ。だが、他のエリート公務員も話術に長け、部下をそれなりに思いやるはずだ。媚びたい気持ちがありありと出た文章だ。

 読売と毎日も就任の記事を載せて褒めたが、時事ほど露骨でない。時事はどうなっているのか。メディアはいつも官僚をけなしているのに、警視総監が就任する時だけは褒めるから、気分がおかしくなる。

 20年くらい前、検事総長を務めた伊藤栄樹氏が退職した時や亡くなった時、マスコミが盛んに称えたのも、検察から情報をもらうためだったのだろう。余りに賞賛するので不愉快になった。

 取り入りたいのなら紙面や電波を使わずに直接褒めればいい。活字にしないといけないのなら、社内報にでも載せれて渡せばいい。ニュースとして、捜査機関に対する媚びを見せられるのはひどい迷惑だ。

 日教組が子供をそっちのけにしているように、メディアは取材先に対する広報をニュースとして流す。部数や視聴率が落ちて、赤字を出すのは当然だ。

・捜査機関はリークをせずに公式に発表すべし
 以上のような理由でリークはやめるべきだが、事件に関する報道がなくなっていい訳ではない。
日本人は捜査状況を知る必要がある。

 都心で遺体が見つかったら、メディアは大きく取り上げる。どんな状況なのか詳しく伝える。だが容疑者が逮捕されたら、報道が止まってしまうのは不自然だ。どんな人間なのか、警察で何と話したのか聞きたい。のぞき趣味ではなく、日本国内で起きた大きな出来事について知る必要がある。

 だからリークでなくとも捜査状況は報道しなければならない。今非公式に記者に話せる程度のことは、捜査担当者が記者会見で公式に言うといいと思う。今でも刑事や検事が記者会見を開くことがある。それをもっと頻繁にやれば、リークはいらなくなる。大きく減るはずだ。記者も取材が楽になる。

 だがそうすると競争がなくなり、どのメディアも同じ内容を報じることになるから、大手メディアは反対するかも知れない。捜査機関も困るかも知れない。だがリークを減らすには他に方法がないと思う。

・引用文献
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201001/2010011400798
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100118-OYT1T00981.htm?from=navlp
http://mainichi.jp/select/opinion/hito/news/20100116k0000m070134000c.html

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報道とリーク(中)~リークが冤罪を生む [*マスコミ]

【2010年01月26日】-捜査機関が記者に情報を漏らす場合、内容が正しければいいが、間違っていると問題を生み出す。

 まず冤罪を生み出してしまうことがある。

 10年くらい前、冤罪を扱ったテレビで次のような場面を見た。容疑者がどうしても自白しないので、刑事が新聞記事を見せた。そこには「容疑者が犯人だ」と書いてあった。刑事はそれを見せながら、「新聞にもこう書いてある。お前がやったのだ。」と容疑者に自白を迫った。容疑者は犯人ではないのに、犯行を認めてしまった。

 刑事は容疑者を犯人と思い込んで、記者にそう話した。記者はそれを鵜呑みにして、記事にした。だから、こんなことが起きた訳だ。

 冤罪については批判が多いが、無理な取り調べは大きく減っていると思う。上に書いたことも30年くらい前のことだ。何十年も前の警察と今の警察をごっちゃにしてはいけない。

 また警察は都道府県ごとの組織だから、地域差があるはずだ。年代と地域を考慮しないのも、「ないまぜ報道」だ。

 最近は容疑者に配慮するようになって、千葉大の荻野友花里さんを殺したと自供した竪山辰美被告人の顔と名を、すぐには公表しなかった。

 また東京と鳥取の詐欺女の名と顔も、テレビは出さない。千葉県警と鳥取県警が許可しないのだそうだ。(荻野さんの事件も千葉県警が担当しており、忙しい。)

・警察が誤報の責任を取らない
 リークだと間違えた時に、警察が責任を取らない問題もある。松本サリン事件では当初、河野義行さんが犯人だと疑われ、メディアは「凶悪なことをしたのに、自白せず卑怯だ」といった調子で2週間ほど非難し続けた。

 だが地下鉄サリン事件が起きて、真犯人はオウム真理教だと分かり、河野さんに対する疑いは晴れた。警察は河野さんを被疑者として取り調べたが、公式に発表した訳ではないので、罪を認めなかった。

 テレビ朝日の『スクープ』という番組では、鳥越俊太郎氏が長野県警にまで出向いて、河野さんに嫌疑をかけたことを追及した。同県警はカメラを庁舎内に入れることも拒否し、「マスコミが勝手に言ったこと」と責任をメディアに転嫁した。

 マス・メディアはリークという不正な手段で情報を得ているから、間違えた時には責任を押し付けられてしまう。リークはなるべく減らして公式に発表すれば、こういう問題は少なくなるはずだ。

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報道とリーク(上)~リークはあるのか、ないのか [*マスコミ]

【2010年01月25日】-先週、石川知裕容疑者が検事に話したことが何度もニュースに出たので、検察がメディアにリークをしていると批判が巻き起こった。

 民主党が不利なリーク報道をやめて欲しいのは分かるが、自民党の河野太郎議員も批判した。検察も警察もいつもこのようなリークをして、メディアはそれを報じているのに、今回だけ批判が出た。

 自民党は政権を取っている間、リーク報道の被害を受けたはずだが、公式に抗議したことはないと思う。民主党は保身の気持ちが強いようだ。

・リークはある
 元検事の落合洋司弁護士は1月21日のブログで、検事が世論誘導のためにリークすることを認めた。「東京地検でメディアに対応できるのは副部長以上だが、記者は平検事にも接触を試みる。幹部も平検事も、世論を有利に誘導するため情報を漏らすことがある。一方、特捜部の捜査方針に批判的な高検などの検事が、偽情報をわざと流すこともある。」と書いた。

 一方、東京地検特捜部長だった熊崎勝彦弁護士は、同じく21日フジテレビの『とくダネ!』に出演して、リークをきっぱり否定した。J-CAST によると「検事が自分から喋って情報操作をして、世論を盛り上げるなんてことはあり得ない。捜査は証拠と疑いに基づいて、淡々とやらざるを得ない。それしかない。」と語った。以前の勤め先に代わって、公式見解を代弁したのだろう。

・本当のことを言って首
 リークについては面白いというか馬鹿げたことが起きた。NHK の『手話ニュース』は16日、「小沢の秘書だった石川知裕が、容疑を認めた」と伝えた。これを見た視聴者が NHK に電話して「検察のリークがあるのか」と尋ねたら、NHK の職員は「あり得る」と認めた。そのため上層部はこの職員を業務から外し、上司を処分したというのだ。

 NHK は「担当者がリークの意味を正確に理解しないまま、思い込み回答した」と言い訳をした、嘘をついてきたが、それを認めてしまったので、別の嘘をついて初めの嘘をつき続けようというのだ。本当のことを言って、首になったのだから気の毒だ。組織はこういうものだが、これでいい訳ではない。

 捜査機関は間違いなくリークをしていて、NHK も散々リークによってニュースを流してきたのに、公式には認めず解雇と処分をした。NHK に報道の自由を主張する資格はない。

・資料
リークについて :
http://www.j-cast.com/2010/01/22058559.html
http://www.j-cast.com/tv/2010/01/21058382.html
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20100121

NHK について : http://www.asahi.com/national/update/0125/TKY201001250353.html
http://mainichi.jp/select/biz/news/20100126ddm041040057000c.html

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首相の「不起訴」希望発言より、景気対策の方が大事だ [*マスコミ]

【2010年01月23日】-鳩山首相は1月21日夕方また軽率なことを言った。「石川議員が起訴されないことを望む」と語った。マス・メディアはまた飛びついた。

 22日午後 NHK と日本テレビのニュースを見たら、これがトップ項目だったので驚いた。午前中国会で、自民党の茂木敏充議員が首相に質した場面を放送したのだ。

 確かに首相の発言は問題だ。起訴しないよう検察に圧力をかけたとも考えられる。だが第1項目にするほど重要だろうか。第2か第3でいいのではないか。

 茂木議員は政府の「成長戦略」についても質問したが、両局は全く取り上げなかった。夜の『情報ステーション』は取り上げた。(「戦略」の使い方もおかしい。)首相の失言より、景気対策や技術力の向上の方が大事だと思う。

・既に指揮権発動か
 首相がそんなことを言ったのは、法務省筋から「石川は起訴されない」と聞いたからかも知れない。

 千葉法相は18日、「一般論として指揮権を発動することはある」と述べた。既に指揮権を発動して、検察幹部に「大久保と池田は起訴してもいいが、小沢と池田は起訴しないように」と指示したのかも知れない。現在分かっていることからすれば、そんな推測も成り立つ。

 こんな内情を考えようともせず、首相の一言を槍玉に上げるメディアは、いつものように無責任で脳天気だと思う。「権力者は監視すべし」と思って首相の一言半句を取り上げるようだが、千葉法相が既に指揮権を発動したのなら、そっちの方が重大だ。

 小泉純一郎の指示により東京地検は罪をでっち上げて、鈴木宗男と佐藤優を逮捕起訴したのだから、保身のために捜査を曲げることもあるだろう。

 読売、産経、朝日の新聞各紙も23日の社説で首相の発言を取り上げたが、指揮権と絡めた論評は一切ない。非難するばかりで詰まらない。

 首相の失言より、景気対策の方が重要だ。デフレは進行しているし、百貨店の売り上げは去年大きく下がった。首相の失言はどうでもいいとは言わないが、不況のため困っている人が多いのだから、メディアは景気対策こそ報じるべきだ。(敬称略)

・資料
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100121-OYT1T01238.htm

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100116-014762/news/20100122-OYT1T00273.htm

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100119-OYT1T00668.htm

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テレ朝が銃弾を送られたのは、民主党を擁護しすぎたからだろう(下) [*マスコミ]

【2010年01月19日】-『スーパーモーニング』は12月25日は鳩山首相の偽装献金問題を取り上げ、やはり民主党を擁護した。山口は「政治資金規制法違反としては軽い。そんなことで時間を使ってほしくない。」と述べた。いつも同じことを言う男だ。

 大谷は次のように語った。「首相に対して強制捜査をしなかったのは、見返りとか悪質性とか国民に対する重大な裏切り行為とは言えないから。秘書の一人は罰金30万円でしょ。いま万引きでも最高50万円です。秘書の万引き程度で総理大臣が辞めてたらどうなる、という発想もある。」と擁護した。

 本来は首相も起訴されるべきだったが、それは見逃してもらったのだから、辞めなくていいという理屈にはならない。大谷の言い分は牽強付会だ。

 『サンデープロジェクト』でも東京地検の小沢捜査を批判したようだが、『情報ステーション』を見ていて民主党寄りだと感じたことはない。

・テレ朝の偏向は17年前から
 テレ朝が民主党に好意的なのは、椿問題がまだ続いているということだろう。報道局長だった椿貞良は1993年9月、民放連の会合で「自民党政権の存続を阻止して、非自民政権が成立するような報道をするよう部下に命じた」などと語ったので、放送法に違反する疑義が生じ、国会は椿を証人喚問した。17年前から自民党以外の政党に肩入れしているのだ。

 産経新聞を除く他の大手メディアも自民党が嫌いで、民主党や旧社会党が好きだが、テレ朝や朝日新聞にはその傾向が特に強いのだと思う。(テレ朝は実質的に朝日新聞の子会社だ。)

 先に引用した毎日新聞の記事によると、テレ朝は昨日届いた銃弾について「こうした脅迫にひるむことなく、今後とも公平公正な報道に努めていく」というコメントを出した。散々偏っておいて何を言うか。小沢一郎のように良心が麻痺しているのではないか。

 それでも少しは反省したのか、J-CAST の記事を読む限りでは、『スーパーモーニング』は今日19日、民主党を擁護するようなことは言わなかった。

・その他
 小沢一郎に対しては去年の12月25日にも、銃弾が郵便で届いたそうだ。衆議院議員会館の小沢事務所に、銃弾が1個入った封筒が届いた。

 また今月15日には世田谷区の小沢邸の前で、火炎瓶を持った男が公務執行妨害の容疑で逮捕された。

 騒ぎが起きても開き直っていたのだから、小沢一郎はふてぶてしい。それでも今日の報道によると、検察の事情聴取を受ける気になったから、少し反省した。

・言葉遣い
 昨日民主党などに銃弾が届いたことを伝える各社の記事を読んだが、朝日、産経、東京、共同、時事が「警視庁への取材で分かった」などと書いていた。

 「警視庁に取材して分かった」でも同じ字数なのに、わざわざ「への」と書いた。言葉も直せない連中が「政治の腐敗をなくす」と息巻いても、無理だ。左翼メディアの連中は、せめて身の程をわきまえて欲しい。うぬぼれているから、日本人に共産主義を押し付けるはずだ。

・参考資料
読売 :
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100119-OYT1T00641.htm
毎日 : http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100119k0000e040074000c.html
産経 : http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100119/crm1001191226019-n1.htm
朝日 : http://www.asahi.com/national/update/0119/TKY201001190210.html
東京 : http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010011902000222.html
共同 : http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010011901000296.html
時事 : http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010011900274&j1

スーパーモーニング : http://www.j-cast.com/tv/2010/01/15057957.html
http://www.j-cast.com/tv/2009/12/25056965.html

椿問題 : http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%BF%E4%BA%8B%E4%BB%B6

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テレ朝が銃弾を送られたのは、民主党を擁護しすぎたからだろう(上) [*マスコミ]

【2010年01月19日】-昨日、民主党本部とテレビ朝日に銃弾の入った封筒が届いた。小沢一郎と報道内容を批判する文書も入っていた。消印は岡山県内だそうだから、同県の右翼団体が送ったのだろう。

 マスコミが騒ぎすぎると、時々こんなことが起きる。8年くらい前、日本ハムが不祥事を起こした時には、店に並んでいる同社のハムに針を入れた男がいた。

 右翼団体などが小沢一郎に怒るのは理解できる。4億円もの不明朗な金を動かし、元秘書が3人も逮捕されたのに、「自分は悪くない。検察と戦う。」などと開き直ったからだろう。

・怒りの対象はテレ朝だけかメディア全体か
 だがテレ朝に銃弾を送ったのはなぜなのか。同社の報道姿勢に抗議したかったからか。それとも他社の報道も含めてマス・メディア全体を批判したかったのか。各種の報道を見るとその点が曖昧だ。

 共同と時事は「『マスコミ各位』で始まる手書きの文書が同封してあり、民主党に関する報道を批判する内容が書いてあった」などと伝えたから、メディア全体を対象にしたと受け取れる。

 だが、東京新聞と産経新聞は「民主党を擁護するような報道に対する批判」などと書いたので、テレ朝だけの批判と思わせる。

 また読売新聞は、テレ朝に届いた封筒には「民主党に対する同社の報道姿勢を批判する筆書きの手紙」が同封してあったと書いたので、テレ朝の報道に対する抗議ということになる。

 「マスコミ各位」で始まっていても、テレ朝の報道に抗議したと考えていいと思う。

・『スーパーモーニング』の民主党擁護は甚だしい
 テレ朝に抗議したかったのなら、同社の民主党寄りの偏向報道に怒っているのだろう。

 午前中放送している『スーパーモーニング』は、民主党を擁護することが度々ある。

 1月15日は、自民党の作った「小沢幹事長不正資金追及プロジェクト・チーム」を取り上げたが、露骨に民主党の味方をした。

 週刊朝日編集長の山口一臣は、「これまでの金銭スキャンダル追及はどれも相手にダメージを与えようというだけ。そんなことで時間を使ってもらいたくない。政治と金についての枠組みを作らないと意味ない。」と述べた。

 今まで自民党の不祥事が発覚した時、朝日新聞も週刊朝日も徹底解明を求めてきたはずだから、全く違う。民主党に甘いのだ。

 ジャーナリストの大谷昭宏は、次のように話した。「小沢さんには一体どこが事件なの?という気があると思う。ゼネコンからの金も職務権限に関わらなければ、ただの献金だし記載漏れだ。『天の声』という罪はあるのか。不可解だが、『不可解罪』というのはない。立法府に司法がちょっかいを出すことが繰り返されていいのか。あり方を与野党で考えるべきだ。」

 「検察は捜査をやめよ」と言ったようなものだ。国会議員が不正をしたら、司法が捜査するのは当然だ。

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荻野友花里さんの不合格に触れず、同情を誘うメディア [*マスコミ]

【2010年01月10日】-昨日エントリーを書いてから、メモ用紙を眺めていたら「おぎの 6月教育実習」とあったので、ふと考えた。

 マス・メディアは何度も「荻野さんは教師を目指していた」と言った。だが就職についてはそれだけで、教員採用試験に受かったとも落ちたとも言わなかった。

 調べてみたら、兵庫県も教員採用試験の1次試験を7月末に、2次試験を8月末に行う。2次の合格発表は9月下旬だ。

 被害に遭う前に試験は完全に終わっていた。もし荻野さんが1次だけでも合格していたら、メディアはそう言ったはずだ。合否に全く触れないのは落ちたからだろう。

 毎日新聞が10月24日付で載せた「松戸火災:捜査本部を設置 遺体に刺し傷、殺害後放火か」という記事には、母校の校長の話しとして「まじめで元気な子という印象。将来は教員採用試験に合格してほしいと思っていた」とあるから、残念ながら去年は受からなかった訳だ。

 教員を目指している学生も他の学生のように求職活動をして、一般企業から内定をもらうことがある。だがメディアは荻野さんについてそんなことも一切言わなかった。求職活動はしていなかったのだろう。(なぜ「就職活動」と書かなかったのかについては、次のエントリーで扱う予定。)

 試験の合否や求職活動には触れずに「教員を目指していた」と繰り返し述べたのは、「夢を絶たれてしまった」と日本人に思わせて、同情を誘いたかったからだと思う。「教師になりたかったが、試験に落ちた」では、あまりかわいそうと思わない。

 先生を目指していたことは荻野さんについて大事なことだから、言う必要がある。被害者の失敗に言及したくないのなら、不合格に触れなくてもいい。

 だがそうなら「荻野さんは夢を絶たれた」と何度も繰り返してはいけない。一部を強調して、全体像を歪めるからだ。こんなニュースを何度も聞かされたので、日本人は荻野さんに対して同情しすぎることになったはずだ。

 かわいそうで、精神が参ってしまった人もいるかも知れない。しつこく同情させて、必要以上に悲しませるのは悪質ではないか。

 テレビ朝日の『情報ステーション』ほどではないが、他のテレビ局も同情を誘おうと作為を施していた訳だ。
 

・資料
兵庫県教育委員会事務局教職員課 :
http://www.hyogo-c.ed.jp/~kyoshokuin-bo/youkou22.htm

毎日新聞記事のグーグル・キャッシュ :
http://74.125.153.132/search?q=cache:4rxd3zRxXTEJ:124.83.183.242/photo/archive/news/2009/10/24/20091025k0000m040064000c.html+%E6%9D%BE%E5%B3%B6%E6%AD%A3%E5%BF%97%E6%A0%A1%E9%95%B7%EF%BC%88%EF%BC%95%EF%BC%98%EF%BC%89%E3%81%AF%E3%80%8C%E3%81%BE%E3%81%98%E3%82%81%E3%81%A7%E5%85%83%E6%B0%97%E3%81%AA%E5%AD%90%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E5%8D%B0%E8%B1%A1%E3%80%82%E5%B0%86%E6%9D%A5%E3%81%AF%E6%95%99%E5%93%A1%E6%8E%A1%E7%94%A8%E8%A9%A6%E9%A8%93%E3%81%AB%E5%90%88%E6%A0%BC%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%BB%E3%81%97%E3%81%84%E3%81%A8%E6%80%9D%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%AB%E3%80%8D%E3%81%A8%E6%82%94%E3%81%97%E3%81%95%E3%82%92%E3%81%AB%E3%81%98%E3%81%BE%E3%81%9B%E3%81%9F%E3%80%82&cd=2&hl=ja&ct=clnk&gl=jp&lr=lang_ja

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テレ朝の『情報ステーション』は作為をしないと気が済まないのか [*マスコミ]

【2010年01月09日に掲載、10日に改正】-テレビ朝日の『情報ステーション』はまだ歪曲報道をする。

 11月下旬から毎回のように、荻野友花里さんの新しい写真を入手して、画面に出していた。12月1日には、荻野さんの歌声まで手に入れて放送した。しつこくて奇妙だ。視聴者に荻野さんのことを同情させ、日本人の心を歪めようとしたのだろう。

 またこの日は、東洋大学教授の松原聡が郵政見直しを批判するインタビューも流した。松原氏は日本郵政の社外取締役を解任されたばかりだから、亀井静香のやり方をよく言う訳はない。対立のあるテーマについて、当事者の片方にだけインタビューするのは不公平だ。

 松原はげっそりした顔をしていたので、驚いた。なぜ出演させたのか余計に理解に苦しむ。だが、松原も郵政を食い物にしようとした一味であることが、はっきり分かったのは成果だった。

・役人叩き
 12月9日には、新宿御苑の整備をしている財団法人国民公園協会は、天下りを受け入れていると批判した。元役人が法外な報酬を得ているのならどんどん批判すべきだが、幹部の報酬には触れなかった。きっと報酬は妥当な額なのだ。

 天下りをしても、給料が普通でちゃんと働いているのなら、大きな問題ではない。仕事をしないで金だけもらうのが駄目なのだ。新宿御苑は都心にあって有名だから、無理して取り上げたのだろう。公平な報道をする気はない。

 おととい1月7日は「職業別意見帳」という企画を放送して、巫女さんに意見を訊いた。巫女さんは殆ど学生アルバイトだから職業とは言いにくいし、アルバイト学生は神社のことをよく知らないはずだから、訊く意味はないと思った。

 実際、訊く必要はなかった。「鳩山首相は、もっとしっかりしてほしい」とか「子供を育てる際には、助けて欲しい」とか、誰にでも言える陳腐なことを言った。せっかく神社に行ったのだから、神主に話しを聞けばよかった。

 学生は今子供を育てている訳ではないから、子育てについて訊く必要はない。大学教育の当事者だから、大学について訊くべきだった。

 「職業別意見帳」は元々、日本各地にわざわざ出かけ、様々な職業の人に政治に関する意見を訊く企画だ。以前はふだんマスコミに全く出ない斬新な視点が聞けたが、今回は全く駄目だった。

 学生が「子供を育てる際」という表現を使うのは不自然だ。ディレクターが「こんなことはどうか」と提案して、言ってもらったのだろう。強い言い方をすれば、いわゆるヤラセだ。

 テレ朝も赤字を出していると思うが、まじめにやらない。以前よりよくなったが、まだ歪曲する。騙されないように気をつけたい。(敬称略)

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議員を庶民レベルに引きずり下ろすメディアの罪深さ [*マスコミ]

【2009年12月21日に掲載、22日に改正】-昨日は議員宿舎の話から始めて、「議員は一般国民と違う」と論じた。

 そもそも国会議員を一般国民と同じレベルで見ることが間違っていると思う。強いて言えば議員は特権階級だ。一般国民とは役割や責任が違うから、贅沢をしてもいいはずだ。

 議員は国民の投票によって選ばれるし、民主政治は国民の多数意見で物事を決めるから、政治家は一般国民の気持ちを知る必要がある。だからメディアは議員に「庶民感覚を身につけろ」と言うが、間違いだ。無理だし、庶民になってはいけない。

 麻生・前首相が高級バーに通っていることが分かったら、左翼マスコミは「そんなことで庶民の暮らしが分かるか」などと追及した。麻生は元々資産が数十億円もある金持ちだから、庶民ではない。高級バーに通うのをやめても、年収数百万円の庶民の気持ちは絶対に分からない。

 安倍・元首相がスーパー・マーケットに視察に行った時も、「庶民」を持ち出して言い咎めたと思う。

・庶民のような政治家こそ私腹を増やす
 だが国会議員が庶民と同じ感覚なのなら、「日本をこうしたい」という理想を掲げて日本全体のことを考えることはないと思う。庶民は天下国家の心配は殆どしないで、自分と家族のことだけ考えるものだろう。政治家は庶民の気持ちを知る必要はあるが、庶民にならなくていい。なってはいけない。

 国会議員、特に総理大臣を庶民のレベルに引きずり下ろそうとするのは、根本的に間違っている。一般国民と違っていいのだ。同じなら政治家にならない。政治はできない。

 それなのに「庶民と同じになれ」と言うから、議員の質は下がってしまう。左翼メディアは議員を庶民レベルに引きずり下ろしておいて、「高邁な議員がいない」と嘆くのだから、全く矛盾している。これも共産メディアの破壊陰謀だ。

 偽の報道機関が「政治家は庶民のようになれ」と言い続けてきたから、国全体のことを考えず、自分や支持団体の利益ばかり追求する政治家が増えたと思う。罪は深いのだが、意図的にしていることだから反省はしてない。地獄に堕ちてから後悔するのだろうか。

・資料
 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E4%BC%9A%E8%AD%B0%E5%93%A1

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都心に議員宿舎は必要だ [*マスコミ]

【2009年12月19日に掲載、20日に訂正】-テレビはまた、国会議員の宿舎で不満を煽ったようだ。

 港区の青山宿舎は1度閉鎖したが、8月末の衆院選で新人議員が大勢生まれ、宿舎が足りなくなったので、現在1億5千万円かけて改修している。テレ朝系列の『スーパー・モーニング』は12月18日、「青山宿舎は改修しないで、売却して借金返済に回すべきだ」と批判した。

 まず都心に議員宿舎は必要だ。地方の議員が当選したら、国会の近くに住んだ方がいい。郊外では移動に時間ががかり、活動に支障を来す。都心に宿舎を作っておくべきだ。

 何年議員でいられるか分からないから、マンションや一戸建ては買えない。一人一人が借りる手もあるが、都心では家賃が高い。

 もし宿舎がないと、立候補を躊躇する人もいるだろう。左翼マスコミは「世襲議員が多くなったから、新しい人が出にくい」と言うが、議員の住居くらい確保しておかなければ新しい人は余計に出にくくなる。矛盾だ。

・家賃は上げるべきだが、宿舎は必要
 確かに家賃は安すぎるから高くすべきだし、他の歳費も多すぎるが、議員宿舎をなくしていいことにはならない。

 『スーパー・モーニング』では、大谷昭宏氏が「国が建てないで、借りたらどうか」と話したが、借りるのは都合が悪い。家主に退去を求められる場合もあるはずだ。国会議員の生活が不安定では困る。やはり国が建てる必要がある。

 議員宿舎に対する批判も、分かりやすいことで不満を煽る企みだ。殆どの日本人は左翼メディアの策略に乗せられて、議員宿舎に怒っているが、勘違いだと思う。

 また、使っていない国有地は他にもあちこちにあるのに、それはめったに取り上げず、議員宿舎や公務員宿舎ばかり槍玉に上げるのも不当だ。空いている国有地を探すのは大変だし、国会議員は批判しやすいから、頻繁に取り上げるのだろう。こんなデタラメは随分減ったが、テレ朝はまたやった。

 このブログを読んでいる人たちは、そんな報道もどきに惑わされないようにして頂きたい。

・資料
 
http://www.j-cast.com/tv/2009/12/18056461.html

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タグ:議員宿舎
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TBS テレビの『朝ズバッ!』は暗い話題で、景気悪化を狙うな [*マスコミ]

【2009年12月09日】-昨日いつものように、J-CAST でワイド・ショーの記事を読んでいた。その中で TBS テレビの『朝ズバッ!』は12月8日、不景気の話題を2回も取り上げたので、暗い気持ちになった。

 1件は解雇された人たちのことだった。もう1件は川柳で、「『オリックス・マネー川柳』に入選した川柳は、暗いものばかり」という内容だった。

 解雇された人はいるだろうが就職した人もいるはずだから、解雇ばかり取り上げるのは不当だ。また暗い川柳ばかり選んだのかも知れないと思って、インターネットで調べてみた。

 J-CAST の記事によると、この番組が取り上げた川柳は次の5首だ。

「家計簿の損失欄にダムと書き」(芭蕉もどき)
「小遣も妻の基準で仕分けられ」(キング・コングゥ~)
「親も子も年金暮らし長寿国」(残菊)
「客の入りハローワークに負けている」(白旗)
「寝返りを打てば貴方が居る不況」(貧乏爺)

 確かに以上の川柳は暗い内容だ。だが入選作を一通り読んだら、8割くらいが不況を反映して暗い川柳だったが、明るい川柳もあった。

・明るいもの
 「もう一人産んでクルマで帰省する」
 「子のスネを親がかじって無駄遣い」
 「『趣味は何?』競馬と言えず『投資です』」
 「我が家にも来たぞ地デジでプチセレブ」
 「ビン貯金 子供の夢の無限大」
 「すねかじり 卒業したら孫できた」
 「金持ちはオバマ、鳩山、近所のママ」

・滑稽なもの
 川柳だから滑稽なものもある。

 「エコカーに乗ってる彼に乗り換える」
 「退職金 妻の口座に天下り」
 「赤い糸 給料日だけ太くなる」
 「玄関に両手を挙げる招き猫」

 「ATM 親の気持ちを引き落とす」のように、感謝の気持ちを詠った川柳もあった。確かに不景気を詠んだ川柳が多かったが、TBS はそんなのばかり選んで、明るい川柳は無視したのだ。

 それなのに、東京新聞政治部デスクの金井辰樹は「川柳というとひとつぐらい明るいのがあるのですが、みな暗いですね~」と話したそうだ。暗いのばかり選んだから、すべて暗くて当然だ。一種の自作自演だ。

 テレビ局はこうやって暗い話題ばかり振りまいて、世相を暗くしようと画策している。その結果、景気が悪くなったら、悪い面をもっと取り上げる。日本潰しの陰謀なのだ。

 このエントリーを読んで下さった方々は、こんなデタラメに左右されず、なるべく明るい気持ちで生活して頂きたい。

・資料
 
http://www.j-cast.com/tv/2009/12/08055640.html
 http://www.j-cast.com/tv/2009/12/08055639.html
 http://regist.orix-mail.net/cd/senryu/award/index.html

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鳩山首相の言葉を誤解する新聞記者とブロガーたち [*マスコミ]

【2009年11月28日】-以前から、産経新聞政治部の阿比留瑠比(あびる・るひ)記者のブログを読んでいる。年齢は44歳くらいで、早大の政経学部を出た。首相官邸のキャップ(責任者)だから、中堅だ。次の異動でデスク(次長)になるかも知れない。

 大手メディアの報道は型通りで詰まらない。公的な出来事は伝えるが、裏で何が起きているのか言わない。記者の意見が内容を左右しているはずだが、気持ちは表に出さない。

 だが阿比留さんのブログは、政治家の発言を端折らずに載せてくれるし、政治記者がどんな気持ちでいるのか書いてくれる。とても参考になる。だからなるべく読むようにしている。

 そのブログでは11月26日、鳩山首相の発言を批判した。首相は25日全国知事会で、「国というものがなんだかよく分からない」と語ったが、それは無責任だというのだ。だが首相は「国家がどういうものか分からない」と述べたのではないと思う。「国家の本来の役割がよく分からない」と語ったのだと思う。

 だが、阿比留さんもコメントを書いた殆どの読者も、「国がどういうものか分からないで首相をしているのか」と怒った。首相の発言は舌足らずだが、前後の流れをしっかり見れば私のように考えるはずだ。

 このブログを読んで下さっている方々は、どう思うだろうか。次に、阿比留さんが載せた首相の発言を引用する。

・鳩山首相の全国知事会における発言
 私たちは、ただ政権交代がしたくて政権交代をしたわけではありません。やはり、この国の形を根本から変えなきゃいかん、そんな思いで行動して参った所でございます。

 私はいろんなご批判もいただいておりますが、友愛社会というものを実現をしたい、そのように思っております。それは考え方などがいろいろ違っていても、それぞれむしろ違いというものを尊敬をしながら、違いを認め合う、そしてお互いに補い合う、そんな社会を実現をして参りたいと、そのように思っております。

  ということは今までのように、何でもかんでもいわゆる国というものがあって、国というものがなんだかよく分からないんですが、国というものが力を持って、何でもがんじがらめで、地域を縛ってしまう、そういうやり方は一切やらないと。むしろそのように達(意味不明)している所でございます。

 それを私たちは地方分権というよりも、むしろ地方に権利を分け与えるという地方分権ではなくて、地域にこそ主権がある、地域主権の国造りに抜本的に変えて参りたいとそのように思っておりまして、だからこそ私はあえて所信表明の中で、国の政治の役割というものはさほど、むしろ大きくないものなのかもしれない。いやむしろその方が望ましいのではないかと、そのようなことまで、あえてその時に申し上げたのでございます。

  地域主権、すなわち地域のことは基本的に地域でかなえられるように、そのようにさせていただくというか、国というものはむしろ、ある意味で皆さん方が地域でなさることを、それとなく必要に応じて、それとなく支えることができる、そんな国と地域のあり方に変えていきたい、そのように思っておりまして、それを私たちはいわゆる補完性の原理に基づいて、国と地域のあり方を、むしろ地域があって国があるというような考えに基づいて、行動を強めて参りたいと、そのように感じている所でございまして、私たちは地域主権を1丁目1番地の思いのように歩きながら、これから新たな国と地域のあり方というものを模索をして、実現をして参りたいと思っております。(改行や読点は変えた。括弧内は私の注釈。)

・私の解釈
 首相は後半で、「国(つまり政府)と地方(つまり自治体)の関係を見直したい」と述べているのだから、「国というものがなんだかよく分からないんですが」という部分は「政府と自治体の本来の役割分担が分からない」の意味ではないだろうか。

 「国」でなく「政府」と言っていれば誤解は生まれなかった。「政府」の意味で「国」と言うのも、本来はおかしい。

 私がコメントを読んだ範囲では、「湯煙の中の一杯」と名乗る人だけが同じように解釈した。

 舌足らずな発言があったら話全体を踏まえて理解しなくてならないが、新聞記者や多くのブロガーにそれができないとするなら深刻だ。的確な報道は聞けないし、ネット議論の質は低くなる。

 インターネットで政治や経済を論じている素人の人たちは良心的だが、筋道立てて考えられない人の方が多い。テレビ朝日の『朝まで生テレビ!』でも、他の出席者の発言をちゃんと理解できない玄人がいる。国語能力が低いから討論が深まらず、問題が解決できない場合もあるはずだ。

 もっとも大手メディアは共産革命を起こすために問題を悪化させたいから、初めから正確な報道をする気がない。日本が衰退するのは当然でもある。

・阿比留記者のそのエントリー
「鳩山首相『国というものがなんだか分からない』って…」 :
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/1339976/

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